この国の未来を考える

どうやら「昭恵夫人ゲート」なるものが存在しているようです

昭恵夫人は「公人」である

 325日の朝日新聞デジタルの記事で、昭恵夫人への取材のために作家の石井妙子氏が首相公邸を訪れた時の様子が掲載されていました。内容を要約すると、

 

●今年の15日、夫人付きの職員を通して訪れた。出迎えたのはその職員。
30代のぐらいの女性で、名刺には「内閣総理大臣付」という肩書になっており、内閣総理大臣官邸の住所と連絡先、携帯電話番号とGmailのアドレスも記入されていた。
●部屋には昭恵氏が座ったまま出迎え、来客に慣れたその様子は「謁見(えっけん)」の趣だった。
●インタビューの中で昭恵氏は「昔風のファーストレディーではないですが、主人にやめろと言われたことはない。目指すところは一緒で、日本のためにやっています」と言い、自信にあふれた話しぶりだった。
●夫人付きの職員は同席したが、質問には口を挟まず、部屋の隅の机でメモを取り続けた。
●石井氏の感想は「来客対応が一連の流れになっていて、あうんの呼吸だった。彼女はしもべのように動いていました」
●秘書は5人。全て女性で経産省と外務省から来ている。

 

みなさんはどう感じましたか? 5人の秘書と称する人たちは全員公務員です。彼女たちの給料は全て税金で賄われていますよね。首相公邸も国の財産で、そこで女王?のような「謁見」行為をしている・・・・これは石井氏の感想ですから、そんなつもりはないと当人たちは答えるでしょうが。
 おそらく世界中のどの国を探しても、このような行為をしている首相夫人(政権トップの夫人)を「私人」と閣議決定する内閣(行政府)は存在しないでしょう。ふざけた話です。

 

 そして、もう一つ付け加えると「目指すところは一緒で、日本のためにやっています」と言ったようです。どこが家庭内野党なのでしょうか、考え方が同じだと告白しているのです。高江に突然行ったのは注目を浴びるためのパフォーマンスだったようです。ところで高江に訪問した時も、お付きの秘書さんたちは同行したのでしょうかね? そこでも同じように〝メモ〟を取ったのでしょうか? 気になりますね、公安にメモを渡したりして・・・・。

 

 

手法がどこかの国の大統領と同じです

籠池氏と昭恵夫人の主張が真っ向から対立しています。内容については色々と報道されていますし、私は事実確認をできる立場ではないので言及はしませんが、ただ気になるのは、籠池氏は偽証罪に問われる場での証言に対して、昭恵夫人はフェイスブックで全面否定したことです。普通に考えれば、どちらの方に重みがあるのか言うまでもありません。なんか最近大統領になった人のやり方とそっくりですね。多くのメディアが指摘したことやFBI長官の証言もツィッターで否定し、しかもそれを証明しようともしない。どちらが〝フェイク〟なのか中学生でも理解できるでしょう。

 

籠池夫人と昭恵夫人とのメールのやり取りを見れば、少なくとも〝懇意〟にしていたことは紛れもない事実です。実際に講演にも行っているし、籠池氏から電話があったことも認めている。もし私たちのような一般人なら、たいして親しくなくてもメルアドや電話番号を交換することは確かにあるでしょう。けれども首相夫人ですよ、よほど親しい関係でなければ、そんなことはしないだろうと思うのが〝常識〟だと思いますが・・・・。

 

私は、ふと考えてみました。もし何らかの形で裁判になった場合、どのような事実認定をされるだろうかと。
 少なくとも昭恵夫人と籠池氏が顔見知りだったことは疑いようがなく、とすればFAXでのやり取りがあった以上、土地の問題で籠池氏が苦慮していたことを昭恵夫人が知っていたと考えられます。さらには、お付きの秘書(公務員)を使って問い合わせしたことも認めていますから、ごく普通に考えれば裁判所は、何らかの依頼や頼みごとが二人の間であったとしても不自然ではない、と認定する可能性が大きいと思われます。要は、100万円寄付の事実認定ができないとしても、推察は容易だ、と判断される可能性があると言えるでしょう。

 

 

「昭恵夫人ゲート」とは

 私は籠池氏の国会証言を聞いて、この事件を根本から考え直さねばならないと思いました。それは、昭恵夫人はあくまでも脇役で、彼女の目立ちたがりの性格が禍を招いただけで、絵を描いた人間は安倍首相の側近であろうと考えていたことです。しかし実際に仕切っている人物は推測通りだとしても、昭恵夫人は決して脇役ではなく、むしろ主導的な立場ではないかと思えてなりません。


 「ゲート」と名付けたのは、ニクソン米大統領を辞任に追い込んだウォータゲート事件から借りたものですが、ゲート=Gateには入口や玄関という意味がありますから、まさしく昭恵夫人は安倍首相への〝入口〟〝玄関〟だったのではと推察できるからです。


昭恵夫人は頻繁に「つなぐ」という言葉を使い、ことあるごとに「主人に伝えます」と言うそうです。「つなぐ」と「主人に伝える」、この言葉を素直に考えてください。要するに陳情と解釈できますよね。まるで隠語のように、何か頼みたいことがあれば「私を通してね」と言っているように聞こえるのは私だけでしょうか。しかし家族が陳情を受け付ける形は決して珍しいことではありません。例えば、まだ若い二世議員の場合などは経験がないので、その母親(一代目の妻)が仕切ることもあるからです。
 安倍首相は三代目ですから資金集めや陳情等には、おそらく基本的にタッチしてこなかったと思われます。その証拠に後援会や周囲の人間たちは、とにかくスキャンダルには気をつけていたと言われていますから、いわゆる利権とは遠い存在だったようなのです。しかしここで注目すべきは、第一次安倍政権時は昭恵夫人に秘書官が付かなかったのに、なぜ二次政権の時には付いたのか、です。

 

私が常々不思議に思っていたのは、なぜ日本会議のような連中に安倍首相は担がれたのか、そして維新が急激にすり寄ったのはなぜか、でした。
 安倍首相と日本会議の面々には思想的に共鳴する部分が確かにあるでしょう。けれども私は、考え方や思想だけで人を動かすのには限界があり、あくもでも実利が供はないと人は動かない、ということを嫌というほど経験しています。ですから、異常なまでの日本会議の浸透ぶりがどうしても理解できませんでした。しかしようやく納得できました。
 日本会議を中心とした勢力が集票マシンとなり、その見返りとして利権をばら撒く。窓口と差配する場所、もしくはルートの入口が昭恵夫人・・・・そして実行者は官僚たち。
 当り前のことですが、何か実利がなければここまでの勢力にはならないはずなのです。金の、利権の匂いがするから人々は群がる。安倍一強という状況が、それにさらなる拍車を掛ける。

 

おそらくこのやり方を考えたのは安倍側近の官僚出身者だと考えられます。従来の、政治家や周囲の人たちを使えば目立ってしまうので、首相夫人を看板にし、そこに官僚を配置して集票に役立ちそうな〝陳情〟をメモさせる。そしてそれを管轄の官庁に伝えることによって、匂いを嗅ぎつけた連中たちには内容次第で便宜を図る。もちろん集票能力がない人間たちや、政権の意向に反する人間などは相手にもされない。
 これは忖度でも何でもない。陳情受付と利益配分のシステムの中に官僚が取り込まれた、否、自ら飛び込んだのではないか。おそらく、これらの絵を描いた人物のトップは「今井尚哉首相秘書官」だと考えています。彼は経産省出身で、ちなみに年齢は私と同じです(どうでも良いことですが)


このシステムを構築し、安倍政権の意向を受け容れた褒美として経産省に与えられたのが「原発再稼働」。外務省に与えられえたのが「悲願の集団的自衛権の行使」。どうやら次の標的が法務省で、取り込むための褒美として「共謀罪」を用意している。ちなみに警察庁と維新を取り込んだのは「カジノ法案」でしょうか。
 まぁ昭恵夫人は、自らの言動と行動がどのような影響を与えるかを考えない人でしょう。そこまで頭が回るほど賢いと思えませんから。でも、わかりませんけどね。

 

 みなさんにお願いです。今回の事件を「昭恵夫人ゲート事件」名付けて、ぜひ拡散してもらえませんか。私はFacebookやツィッターをやらないので、みなさんにお願いするしかありません。
 安倍政権と自民党は火消しに躍起ですが、事件の本質が見えてきたのです。これほど私たち庶民をバカにした話はありません。検察がより踏み込むためには国民の関心が薄れないことが重要ですから、しっかりと見守ってゆきましょう。
 それと朝日新聞・毎日新聞・東京新聞の社会部の記者たちよ、昭恵夫人の面会記録と人物を追ってください。第二第三の「森友学園」「加計学園」があると思いますよ。違法か合法かも大切ですが一番問題なのは、この国の政策決定が一部の人間に捻じ曲げられていることなのです。構図としては韓国の事件とまったく同じですが、あちらは大統領を罷免しました。日本でも同じことができるはずです。


 国民に真相を伝えるのはジャーナリズムの責務ですし、政府の暴走を阻止できるのもあなた方です。そして私たち国民も、真相を暴こうとする新聞やテレビや週刊誌やフリーの記者たちを支援しなければなりません。
 私たち次第なのです。日本で議院内閣制が誕生してから初めて、現役の首相夫人が国会証言をする姿を見ることができるのは。

スポンサーサイト

 | HOME |  古い日記に行く »

 

カレンダー

02 | 2017/03 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

プロフィール

カイトアキラ

Author:カイトアキラ
もうすぐ老人と呼ばれる年齢になりました。
今までオートレース・ギャンブルについて書きましたが、今の日本の状況を考えると、たとえ影響力がなくても、もしかしたら若い人たちに響いてくれたら、という微かな希望を持ってブログを続けようと思います。
偏っていると感じるかもしれませんが、私は個人ですので、ご了承の程をお願いします。

電子書籍案内

お薦めです

このブログをリンクに追加する

最新記事

月別アーカイブ

できればプチっと


社会・経済ランキング

こちらも良かったら

カテゴリ

この国の未来 (48)
オートレース (32)

最新トラックバック

検索フォーム

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2Ad

Template by たけやん