この国の未来を考える

瀬戸際に立つ日本という国 その1

北朝鮮とミサイルを考える

本当に恐ろしいのはミサイルではない
 北朝鮮問題と言われますが、特にミサイル攻撃に関することへの言及をするつもりは私にはありません。その理由は軍事面の素人が軽々に発言するべきではないからですが、一言だけ触れるなら、少なくとも日本もアメリカも、北朝鮮のミサイルを迎撃する能力を持っていないことだけは確か、ということです。
 この事実をもってすれば、政府の呼び掛けている避難訓練が如何に無意味なものか理解できるしょう。しかも攻撃目標になる可能性が一番高い、在日米軍基地のある東京・神奈川などがJアラートから除外されているなんて・・・・出来の悪い〝喜劇〟としか言いようがありません。

 

このブログで何度も触れていますが、21世紀の戦闘は前の世紀の戦闘とは様変わりをしています。例えば軍隊同士の大規模な地上戦は、朝鮮戦争での米韓連合軍と、人民解放軍と北朝鮮連合軍との戦いを最後にその後は短期間のものしかありません。むしろ繰り広げられているのは軍隊VSゲリラとの戦いだけで、イラク対アメリカとかリビア対アメリカ(厳密に言えば米英連合ですが)などは、軍隊同士であっても戦力差があり過ぎて戦う前から勝敗は決まっていたのです。
 けれどもこの地上戦に、現在は『ミサイル』というものが加わりました。しかも単独で持ち運びが可能なロケット砲なるものもあり、マレーシア航空機がウクライナで撃墜されたのは、このロケット砲を反政府側のゲリラ部隊が使ったからと言われています。

 
 ずっと以前から私が恐れているのは原発に対する攻撃です。なぜならミサイルなど必要がないからです。もし私が日本と敵対する国の軍人だったら、命中率の悪いミサイル(誤差は相当あるらしい)を使うよりも、潜水艦からの攻撃や、工作員を上陸させてロケット砲で原発を狙った方が確実だと思うでしょう。しかもこちらの方がコストは安いし・・・・

 

昔も今も日本政府は原発の警護を一切していません。アメリカは9.11テロの教訓から、飛行機に突っ込まれても耐えうるだけの設備を整えるように義務付けているとか。世界最強の攻撃力を持つアメリカですら原発攻撃を現実の問題として捉えているのに、日本政府と国民の〝呑気さ〟というか〝現実感のなさ〟には同じ日本人でありながら呆れるばかりです。

 

攻撃対象となるのは原発ばかりではありません。発電所やJRなどの鉄道設備、ダムや化学コンビナート工場なども攻撃を受ければ人的損害のみならず、その後の日本経済に多大な影響を及ばすことは誰の目にも明らかなことです。
 安倍政権はアメリカ追随をさらに鮮明にし、イスラム過激派たちを刺激していることは間違いありませんから、日本国内でテロがいつ起きても不思議ではないと私は考えています。ノー天気な一部の人間はトランプのように入国制限をすればいいと思っているようですが、ヨーロッパを見れば理解できるでしょう。格差が進めば進むほど、その現状に不満を持つ人たちが〝洗脳〟されてゆく事実があるのです。他国の人や他民族がやるわけではない、その国の人をテロリストにすればいいのですから。

 

 

北朝鮮が悪で、日米が善という構図に騙されてはならない
 現在の北朝鮮を見ていると、戦前の日本もこういう国家だったのだろうと容易に想像できます。なにしろ朝鮮半島を侵略して植民地にするわ、中国大陸にも侵略して一部を占領して傀儡国家を作ってしまうわ、さらには東南アジアにも侵略するなど、他国や他民族の意見など聞かずに大東亜共栄圏などいうアホらしい理屈を付けて好き勝手なことをしていたのですから。米英に対しては同じ帝国主義同志ですから、今はやりの「どっちもどっち論」に該当するけれど、朝鮮や中国や台湾、さらには東南アジアの人々にとっては迷惑この上ない存在だったでしょう。

 

 では現在の北朝鮮は戦前の日本と比べてどうでしょう。どこかの国を侵略したのでしょうか? どこかの地域を植民地にしたのでしょうか? 他民族を徴用したり、女性を性奴隷にしたのでしょうか? 
 北朝鮮が日本人に犯した罪は「拉致」です。このことに関する言い訳は一切通用しません。けれども朝鮮半島に於いて日本が行った犯罪も、やはり言い訳は一切通用しないのです。ネトウヨや一部の愚かな人間たちは戦前の行為には正当性があったと、世界の誰からも相手にされないことに心血を注いでいるけれど、だったら現在の北朝鮮だって『自らの国を守るため』ためという理屈に正当性が生まれてしまうことに気づかないようです。
 まぁ、もともと論理的思考のできない連中ですから仕方がないのですが、日本の悲劇は政府の中にそういう人物がいることです。その代表的な人が現在の首相ですけれど・・・・まさにこれも、出来の悪い〝悲劇と喜劇〟が入り混じっていると言えるでしょう。

 

 アメリカを筆頭に旧ソ連と英国が世界でやってきたことから比べたら、現在の北朝鮮は語弊はあるけれど「かわいい」ものと言わざるを得ません。少なくとも今のところは他民族を殺していないのですから。ただ拉致被害者については心配をしていますけれど。
 結局、EU主要国やロシア・中国が静観を望んでいるのも、アメリカやソ連や英国のやってきたことへの〝ツケ〟が影響しているのです。それは、イラクやリビアには核反撃能力がなかったから潰された、と北朝鮮に思わせてしまったことなのです。であれば核を手放さないのは当然なのです。

 

安倍晋三氏が「平壌宣言」を潰した張本人であることは周知の事実になっています。拉致被害者を取り戻すと耳にタコができるぐらい言っていますが、何一つ成果を上げていません。こんな人物が首相なのですから北朝鮮に見透かされるのは当り前なのですが、それをネトウヨたちや一部の若者たちは〝頼もしい〟とか言っているのです。バカにつける薬はないという言葉がありますが、それを証明しているような現象と言えるでしょう。しかしこの程度のバカさ加減なら、まぁ目をつぶるとして、許せないのは差別意識を丸出しにした下記の言動です。
「ソウルが火の海になるのを見てみたい」
と呟いた、クソみたいなアホがいたようです。新聞の報道で知ったのですが、ツィッターなのかFacebookなのかはわかりません。ですが、私はこう返したいと思います。
「俺はオマエが火だるまになるのを見てみたい!」

 

実際に戦場になれば武器は人を選んではくれないのです。みなさんは、その覚悟がありますか? 自分だけは関係ないと思っていませんか?

 

 

皮肉でしかないけれど「核抑止力」を証明したのは北朝鮮だった!
 日本も核を持つべきだとか、敵地攻撃能力を保有すべきという声があります。それは「抑止力」という意味で使われているけれど、確かに北朝鮮の一連の行動がそれを証明してしまいました。正確なことはわかりませんが、米国への核攻撃能力をありそうなので北朝鮮への軍事行動をためらっているのは間違いないからです。

 

 なるほどね、と私は素直に思っています。アメリカが攻撃をすれば日韓に多大な被害が出ることは中学生でもわかることですから、核を保有したことがアメリカの攻撃を抑止していることを否定できる人はいないでしょう。だったら、と私は考えました。日本も「抑止力」を持てばいい。ただし、まったく別の方法で。

 

私の提案は、核を持つ国と条約を結ぶことです。その内容は、日本が核攻撃をされたら仕返しに核攻撃をしてもらうというものです。その代わり日本は原発もやめて核武装に転化する能力も一切放棄する。もしこの考えに同意する他の国があるのなら、放射能汚染の心配のない国として互いに協力して経済発展に邁進するというものです。核を保有する国は〝決して使えない武器〟にコストをかけて、さらには放射能汚染に怯えて暮らすというものです。けれども核保有国が、もしかしたら一致団結して様々な要求をしてくるかもしれません。でも、やはり実際には使えないのです。なぜなら人の住めない地域になってしまうので、結局は得られるものが何もなくなってしまうからです。こう考えると核というものが、如何に無用の長物であることが理解できるでしょう。
 

もし私が日本の首相なら(あり得ないけれど)北朝鮮に向かって、こう言います。
「どうぞ、核を保有してください。そして日本と条約を結んでください。もし核攻撃されたら仕返しをしてくださいね。日本は、そんな兵器に金を使わないで経済発展をしてゆきますから、その果実で経済援助ぐらいはしてあげますよ」
 核を持たない世界中の国々がこのような行動を取ったらどうなりますかね? もしかしたら「核兵器の無力化」が実現するかも、と考えるのは甘いのでしょうか・・・・
 

日本が瀬戸際に立っているのは紛れもない事実です。北朝鮮問題は一つの表層にしか過ぎません。安倍政権や自公政権なら、このままアメリカに追随して核兵器に限らない攻撃にも怯えて暮らす生活になるでしょう。それとも、平和を乱す危険性を少しでも減らす努力をする政権を望むのか。みなさんの「覚悟」はどちらですか?

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Author:カイトアキラ
もうすぐ老人と呼ばれる年齢になりました。
今までオートレース・ギャンブルについて書きましたが、今の日本の状況を考えると、たとえ影響力がなくても、もしかしたら若い人たちに響いてくれたら、という微かな希望を持ってブログを続けようと思います。
偏っていると感じるかもしれませんが、私は個人ですので、ご了承の程をお願いします。

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