この国の未来を考える

『イジメ』られているリベラルだが・・・・

市民は保守二大政党など望んでいない

 寝耳に水というか、ほとんどの人間が想定していなかった事態が起きました。私も最初は驚きましたが、冷静になればというよりも、爪の先まで〝リベラルに染まっている〟人間から見れば当然の結果だと思えるからです。なぜなら民進党の多くの議員は、共産党の支援を受ければ小選挙区で五分の戦いに持ち込めることが数字上はっきりしているのに、政権交代可能な保守二大政党などという、多くの国民が望んでもいない〝幻想〟にしがみついていました。であれば、たとえ「極右」であっても「保守」には変わりがないから共産党よりも極右を選ぶのは当り前なのです。でも、よりによって・・・ですが。

 

 今回の絵を描いたのは間違いなく小沢一郎氏でしょう。おそらく前原氏は説得されたのだと思いますが、現時点では必ずしも思惑通りにはいっていないようです。たぶん小沢氏は、共産党との連携が進まないことに業を煮やして小池百合子氏の人気に賭けたのでしょうが、どうも読みを誤ったような気がしてなりません。安倍政権を倒すため、という大義は理解しますが、それにしては小池百合子氏の行動は安倍政権のアシストをしているように思えてなりません。その理由は極めて簡単です。リベラルを排除したら希望の党に勝ち目がないからです。

 

旧民主党が政権を取った2009年の衆議院選投票率は約69.28%でした。次の2012年では約59.32%、そして2014年では52.66%になっています。2009年と2104年を比較すると、実に17%の差が出ています。有権者数に換算すると1800万人なるそうですが、自公の得票率は2009年以降もほとんど変化がないので、この約1800万の人々は安倍政権の支持に回ったわけではありません。どうしたのかと言うと、投票をしなかった、要するに「棄権」をしたのです。

 

この〝事実〟を素直に考えれば、約1800万人の人たちを「保守層」とは表現できないでしょう。もちろん「リベラル」とも言えませんが、私はこのような人々を「心情的に複雑な層」と表現することにしています。
 自民党には不満があるけれど、だからと言って共産党や社民に投票をする気が起きない。または心情的には保守だけれど、今の自民党には投票をしたくない。心情的にはリベラルだけど、共産や社民では政権を取れないから票を無駄にしたくない、などなど。要するに変化を望んでいるけれど劇的な変化までは望んでいない。けれども現在の政治の在り方には疑問を持っている人々。

 

おそらく「心情的複雑層」の何割かは希望の党に投票すると思いますが、心情的にリベラルな人々が投票することはないでしょう。とすると保守層の取り合いなら、間違いなく自民党が勝つことは目に見えています。
 前述した数字を見れば2009年の総選挙は、心情的保守とリベラル層がこぞって民主党に入れたことが伺えますから、この一点だけを見ても希望の党が自民党に迫るとはとても考えられません。

 

 

本気で安倍政権を倒すとしたら

 私が指摘するまでもなく、リベラル票の取り込みがなければ勝てないことを小沢氏も前原氏も理解しているはずです。けれども現在の状況はそのような方向には行っていません。これは小池氏の心変わりなのか、それとも小沢氏も前原氏も本気で〝リベラル潰し〟に走ったのか私にはわかりませんが、前者であれば小沢氏も前原氏も「マヌケ」の一言で、その政治生命は完全に断たれるでしょう。しかし後者であったとしても、この二人が希望の党で主導権を握ることは不可能だと考えます。ですから、いくら考えても現在の状況が不可解なのです。けれども、もしかしたら「最後のサプライズ」を用意されているのでは、と思えてなりません。

 

 報道では週明け早々に第一次公認候補を発表して、週の半ばに第二次公認候補を発表するとありました。ただ第一次では民進党議員は入らないとか。この状況に民進党のリベラル議員たちが反発しています。まぁ当然と言えば当然ですが、前述したように、もしこのままでいったら自民党が過半数を占めることは間違いありません。では起死回生の策とは何か?

 

公示日の1010日の前日に会見をする。そこで
●小池百合子氏が衆議院選に立候補すること。さらに首相候補としても
●政権交代という「大義」のために、政策理念を超えてでも民進党議員を全て公認する

 

もしこの二つを公示日直前にやられたら勢いは一気に希望の党のものとなるでしょう。なぜなら焦らすだけ焦らせば、候補者だけでなく有権者も考える時間がなくなり、それまで棄権の可能性があったリベラル層を投票所へ向かわせることができるからです。少なくとも気持ちだけは、安倍政権打倒という一点に集中して高揚感が出てくるのは明らかです。そこまで考えて「排除の論理」を持ち出して〝策〟を練っていたとしたら、正直脱帽ものですが。
 私がこんな予測をするのは、なぜか小沢氏の発言や行動が伝えられないからですが、はたしてどうなるのでしょうか。

 

 

リベラル議員たちは信義を通せ!

ピンチは最大のチャンスと言ったりしますが本当かどうかは別にして、私の本心は前述したこととは違います。むしろリベラル潰しを仕掛けてくるのなら、それを逆手に取って結集する絶好の機会だと思っています。もともと民進党自体が歪だったのですから保守派とリベラル派は分かれた方がすっきりするのです。
 さらに重大な点は、今回の民進党の行動は「信義に悖る行為」だということです。これまで地道に協議を重ねてきた、各市民団体や共産党や社民党に対してあまりに失礼だけでなく、このような不誠実な人々では、如何に素晴らしい政策を並べたとしても信用することなどできません。
 私たち市民は政治の世界で生きているわけではありません。もし一般社会でこのような信義違反や約束を反故にしたら、それこそ排除されるのが常識です。ですから民進党のリベラル議員は絶対にそのようなことをしてはいけないのです。

 

 

辻元清美さん、あなたがリベラルの顔になるべきだ。

以前に「スカートを履いたファシズム」がやってくると書きましたが、その小池百合子氏に対抗できる女性政治家は誰? と考えた時に真っ先に浮かんだのが辻元清美氏でした。好き嫌いがあるのは知っていますし、議員生活の中で失点があるのも確かです(もっとも私は逮捕するべき案件とは思っていないが)。けれども私は、時おり関西弁が交じるあの庶民性は捨てがたいと考えていました。
 彼女の最大の失敗は社民党から出たことでしょう。もし社民党の党首になっていたら展開が変わっていたのではと思えるからです。ですから、もう一度手を携えるのも良いし、民進党に居座るのも良いと思います。時間がないので新党は無理でしょうけれど、できることなら選挙後に立ち上げてほしいですね。

 

昨日の報道では無所属で立候補するとか。当然です、あなたが小池百合子氏と同席なんてあり得ない。でも、これで共産党の支援を得られますから間違いなく小選挙区で当選するでしょう。私が選挙参謀なら〝イジメられるリベラル〟を前面に出して日本人の好む「判官びいき」に訴えます。
 だって可哀想でしょ? 安保法制に反対するのは人間として当然だし、共謀罪や特定秘密保護法もそうだし、何よりも憲法改悪に反対しなかったら人間としての品性を疑います。正しいことをしているのに「イジメられる」とは・・・・。こんな日本を変えなくてはいけないのです。
 そういう意味では辻元さん、小池百合子氏を見習って決断してください。日本の男たちは(特にネトウヨは)ものを言う女性を嫌う愚か者ばかりですが、そんなバカ者たちを蹴散らしてほしいです。私は男だけど辻元氏を応援します。もちろん、希望の党というファシスト政党に立ち向かう他のリベラル議員たちも。

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Author:カイトアキラ
もうすぐ老人と呼ばれる年齢になりました。
今までオートレース・ギャンブルについて書きましたが、今の日本の状況を考えると、たとえ影響力がなくても、もしかしたら若い人たちに響いてくれたら、という微かな希望を持ってブログを続けようと思います。
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