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この国の未来を考える

意味不明な上杉隆氏の「言い分」

論ずる前に少しだけ

126日にNHK受信料裁判の最高裁判決が出ました。各メディアで報じられているので御存知だと思います。
 各メディアとも「NHKの勝訴」という書き方が多いのですが、私の考えでは「引き分け」です。ですので、特に未契約で受信料を払っていない方、決して慌てて契約などしないでくださいね。結論から言えば今までと何も変わっていない。むしろNHKの方が大変になったと思っています。
 この件については近いうちに書きますので、もしそれまでにNHKの集金人が来たら決して玄関ドアを開けず、これだけ言ってください。
「NHKの方とは誰とも話したくありません」
「お帰りください」
 もしこう言ってなかなか帰らないようなら110番通報しても構いません。不退去罪の可能性が出てくるからです。これで何ら問題なく、あなたが罪に問われることもない。むしろ被害者の可能性すら出てくるのです。いずれにしても詳しいことは近いうちに。

 

さて、もう一つ。
もしかしたら「安倍政権崩壊・第三幕の始まり・・・」かも?

 

スパコン詐欺 ベンチャー社長の華麗人脈と特捜部長の評判
  (日刊ゲンダイデジタル・127日)

 

詳細は、まだ何もわかっていませんが一つだけ指摘しておきます。この事件は国税庁との合同捜査のようですから、逮捕して家宅捜索も行ったのなら、いわゆる金の流れに関するものは全て押収したはずです。国税庁はこの手のプロであり、東京地検特捜部と組めば日本における最強の捜査機関と言えるでしょう。
 国税庁が追うのは脱税になりますが、これは特捜部にとって実に心強い。あらゆる金の流れを調べるので、もしそこに使途不明金があれば、限りなく犯罪に近いものが出てくるからです。それはズバリ「贈収賄」です。
 この年齢まで生きていると、今までの特捜部が扱った事件を多少なりとも覚えていますが、基本的にマスコミが先行した事件は動きが鈍くなる傾向があります。けれどもマスコミが嗅ぎつけなかった事件で一気に逮捕まで持っていった場合は、間違いなく本気で、しかも相当な自信を持っていることが通例です。なにしろ「詐欺」での逮捕ですからね。

 

 だいたい脱税は「タレコミ」か「内部告発」が主流です。今回も、おそらく内部告発でしょう。ということは昨日今日ではなく、この手の事件は内偵に半年や一年かけるので、もしかしたら森友・加計事件より前に着手した可能性すらあります。もしかしたらこれがあったから「モリカケ」には腰が重かったのかな? なんて勝手な邪推をしています。しばらくは静観しますが、みなさん、注目しましょう! 面白いものが見られるかも、ですよ。
 この件から比べたら上杉隆氏の件は正直どうでもいいのですが、ちょっと長くなってしまっているので、もしヒマだったら読んでください。

 

 

 

上杉隆氏の意図は何なのか?

少し前に「IRONA」にて掲載されていた記事、およびIWJの動画を見た私の感想は、典型的な「すり替え」をしているというものでした。
 正直、今さらどうでもいいことですし、希望の党もジリ貧状態ですから取り上げる必要などない、とも思うのですが、中には信じる人が少しはいるかと考えて一応指摘しておきます。
 ちなみIWJの動画は一部しか見ていません。本来なら全部見るべきでしょうが、論証の立て方があれでは時間の無駄だと考えやめました。

 

 立憲民主の思わぬ躍進に対しては予想通り、枝野氏を筆頭に否定的な記事や論評が増えてきました。自民党はもとより、今回の大失態の中心になった勢力からもあります。今回の上杉氏の言動も、その一環なのかと邪推していますが、とにかく小池百合子氏の復権を実現したいのは間違いなさそうです。
 まぁ悔しいのはわかりますよ。けれども自業自得だし、自ら墓穴を掘ってしまったのですから、今さら〝言い訳〟を言われてもね。ただ、政党支持率が未だ14%を維持しているのが相当脅威なのかもしれません。ですから、とにかく悪い印象を持たせようとしているのかな?
 それと、排除を進言したのは自分だ、としていますが、だから何? と言いたいです。今さらどうでもよくありませんか? 小池氏の代わりに弁解しているようにしか見えませんよ。

 



上杉氏の指摘は客観的根拠が乏しい

枝野幸男氏について上杉氏はこう言っています。
「彼をヒーローにするのはおかしい」
「一度は賛成したのに、別の党を立ち上げるのは反党行為だ」
「誠実だったのは前原氏の方で、枝野氏はウソをついている」
 特にIWJの動画では、例の排除リストを「官邸が流したニセ情報」と断言し、それに騙されて党を立ち上げたのだ、と明言しました。しかも官邸や自民党は小池旋風になったら政権交代は必至だと考え、枝野氏たちが勝つように仕組んだのだ、と御丁寧に解説までしています。
 さらには民進党からの候補者は全員公認する予定だった、そもそも枝野氏は公認申請さえしなかった、勝手に排除されると思っただけだ、無所属では勝てないから本当は希望の党の公認を望んでいた、などと言及しています。

 

 上杉隆氏の〝枝野嫌い〟は知っています。東日本大震災時の官房長官ですから福島原発事故の実態を隠した責任は確かに大きいし、そういう意味でも枝野氏は重い十字架を背負っていると私も考えています。それを批判するのは一向に構わないし、早い段階から事故の深刻さを指摘していた上杉氏には枝野氏を批判する資格があるでしょう。
 けれども今回の件と連動させるには無理があります。枝野氏は官房長官の時と何も変わっていない、またウソをついている、と言っていますが、それはあくまでも上杉氏の言い分が事実なら、という前提付きなのです。

 

一度は賛成したのに、とか、前原氏が誠実かどうかについては、当事者ではない人間には判断できません。なぜなら、誰が何を言ったのかの真偽を判断する術は、現場にいる、もしくは当事者が認めない限りできないのです。できることは〝事実の推測〟だけで、この場合は二人(枝野氏と前原氏)のその後の行動がどうだったかで判断するしかありません。

 

上杉氏は、政治家に簡単には近づけない私たちのような〝一般市民〟とは違うようのなで、確かに色々な情報が入ってくるのでしょう。ただし二人と同席していたか、もしくは枝野氏が直接認めない限り、やはり伝聞に過ぎません。
 自分の情報源を喧伝するのは自由ですが、私たち一般市民に対してそれを〝客観的〟とするのは、ただの強要でしかない。あくまでも上杉氏個人の私見だと言うべきではないでしょうか。

                              

 一つだけ確かなことは、全員が希望の党の公認を受けられると、議員総会で前原氏が公言したと複数の民進党議員が証言していることです。枝野氏は、全員が行けるのなら「邪魔はしない」と言ったと伝えられていますが、この点が上杉氏と食い違っています。どうやらこれを〝ウソ〟としているようですが、その場に上杉氏はいたのでしょうか? それとも前原氏の証言なのでしょうか? 直接枝野氏に取材して本人がウソだと認めたのでしょうか? 
 そんなのウソだと認めるわけがないじゃないか、と上杉氏は言うでしょう。ですが片方の証言だけで言及しているとしたら説得力は半減します。たとえ官房長官時代がどうであれ、今回もそうだという根拠にはなりません。

 

 

 

前原氏が誠実だという〝摩訶不思議さ〟

 前原氏は、政権交代のためのプラットフォームだと言いました。私もインタビューで見ています。であれば、希望の党に対して全員の公認要請をしたとしても、それが受け入れられなかった時点で立ち止まるべきでした。なぜなら党代表として、解党まで覚悟して臨んだ決断が描いた通りにならないのなら、撤回も含めて検討をするのが、それこそ前原氏の責任だと考えるからです。時間がなかったというのは言い訳にならない。そもそも、それを利用したのは前原氏のはずです。

 

議員総会という公式な場所での約束を果たせなかった以上、撤回するか別の方法を取ることが〝誠実な行動〟だと考えますが、前原氏はどうしましたか? 排除の流れも止めずに静観していただけで、しかも枝野氏が新党を立ち上げようとした時には、市民連合の山口二郎氏に「なんとか止めてくれ」と懇願したようです。これは当事者である山口氏がデモクラシータイムスで証言していますが、これも〝ウソ〟だと言うのでしょうか? 話を元に戻しますが、この行動のどこが〝誠実〟なのでしょう。

 

枝野氏だって人の子ですから自らの選挙を心配するのは当り前です。迷ったとしても何ら不思議ではない。少なくとも前原氏の行動と、希望の党の実情があのようなものでなかったら、新しい政党の立ち上げなど必要なかったはずです。
 よろしいですか? 今回の騒動を引き起こしたのは枝野氏ではありませんよ、彼はあくまでも受け身の立場だったのですよ。だから多少のブレが、もしあったとしても責めることなどできません。もっとも〝ブレて〟いるようには見えなかったけれど。もちろんこれは、私の感想ですが。

 

 だいたい順序がおかしいのです。合流だか吸収だか知りませんが、最初にそれを決めて、後から、やれ政策が違うとか理念が違うとか、安保法制や改憲に賛成しない人はいらないとか、まるで後出しジャンケンみたいなやり方が間違っているのです。その責任はどちらにあるのですか?

 

 

 

ニセ情報を利用したのは誰? 政権交代なんて本気だったの?

官邸サイドから「排除リスト」というニセ情報が流された、それに騙され戦略に乗っかってしまった、という話も本末転倒です。
 ならば、どうしてすぐに「これは自民党か官邸サイドから流れたニセ情報だ」と、小池氏や希望の党の幹部が明言しなかったのですか? 確かに、そんなリストはないと否定をしていた記憶はありますが。けれども疑心暗鬼になっていた民進党系議員たちを安心させる言動など一つもなかったではありませんか。
 むしろ私には、これ幸いにと、リベラル系議員の排除に利用したと思えてなりません。これは私の邪推かな? でも本当にニセ情報なら、それを潰すことすらできない政党に、そもそも政権が担えるわけがないと思いますけれど・・・・。
 だって簡単なことです。小池氏が記者会見で「排除はしません、そのリストは妨害のためのニセ情報です」と言えば、間違いなく収束したと思いませんか? と言うより、それをしなかったからこそ混乱が深まって、このような結果になったと考えるのが自然だと思いますが。

 

前原氏・小池百合子氏・連合会長の三人は安倍政権を倒すという目的だけは一致していた、と明言しています。しかしこれも、はたして本気だったのか極めて疑わしいと考えます。なぜなら、保守的野党から共産党まで結集しなければ安倍政権を倒せないことは誰でもわかっていたことなのに、それを推進しないこと自体がおかしいからです。
 確かに、政策や理念の違うもの同士が同じ党で活動するのは難しいと言うことは理解できます。けれども、せめて協力関係だけでも築こうとしなかったのか。それは立憲民主党が結成されてからでも可能だったはずです。しかし希望の党は立憲民主党候補に対抗馬を擁立したではありませんか。どうして「すみ分け」の提案ができなかったのですか? まさに今、枝野氏が提案していることですよ。

 

私たち有権者は、何も一つの政党にまとまってくれ、などと望んでいないのです。政策を協議し、譲るところは譲り、さらに話し合って、安倍政権とは違った政治をやってくれと言っているに過ぎません。安保法制や改憲で折り合えなくても、例えば原発廃止で合意できるなら、そこは協力してやってほしい。私たちは、そういう大人の付き合いを要望しているのであり、子供のような争いなど望んでいないことを理解していますか?

 

 

 

安倍政権が最も恐れたのは・・・・

官邸と自民党が小池新党を恐れ、それを妨害しようとしたというのは部分的には正しいでしょう。けれども立憲民主党結成まで見越していたはずがありませんから、枝野氏たちが野党第一党になったことを官邸筋は喜んでいるという見解は、飛躍し過ぎで説得力がありません。確かに脅威とは思ってはいないでしょうが、主張がより鮮明になったので、むしろ対立軸がはっきりした分、必ずしも安倍政権にとっては好ましくないのではありませんか?

 

自民党と官邸が最も恐れたのは民進党を中心とした野党連合で、その中に共産党が入ることです。これは自民党にとっての公明党の役割になり、ここ数回の国政選挙の票数を見れば、投票率がさほど上がらなくても互角に近い数字になることがはっきりしていたからです。もし民進党のまま小選挙区で一本化が実現していたら、政権交代までは行かなくても、自公の三分の二を確実に阻止していたでしょう。それは今回の得票数を見てもはっきりしています。
 むしろ官邸の策略に乗っかってしまったのは小池氏側と見るのが本筋ではありませんか? 慌てて始めたのを見透かされ、さらには民進党を離党した議員と小池氏の政治姿勢からすれば、リベラル派はもとより、共産党と提携しないことは火を見るよりも明らかだった。だから、あのような謀略を仕掛けてくるのは当然と言えば当然です。もちろん官邸筋の謀略と断言するわけではありませんが。

 
 おそらく小池氏とその周辺は、共産党の入った共闘が成立したら出る幕はないと考えていたはずです。ところが安倍首相が解散に打って出た。時間がないのなら、むしろそれを利用しようとした。だから何の理念も政策も戦略もなかった。けれども最初はメディアが飛びつき、もしかしたらと思ってしまった。そうだ、このまま勢いで行ってしまえ、と。 
 ところが自民党と官邸に謀略を仕掛けられ、現状分析する視点や考え方が少しずつ違う小池氏と周辺の人々は、統一された行動が取れず対処もできなかった。しかも小池氏にはリーダーとしての資質や能力もなかった。ゆえに有効な方策も方針も見いだせないまま、ずるずると時間だけが過ぎ、大敗という結果を招いた。要するに組織としての態も為さず、それを作り上げる力量もなかった。
 真相は、こんなところじゃありませんか? 

 

 

 

上杉氏の言い分は〝筋が通らない〟

これまで指摘したことは、あくまでも表面化したことからの推察です。それでも〝筋が通らない〟としたのは、彼の言い分が事実かどうかよりも、言説通りの過程ならば結果が違ってくるのでは、というのを根拠にしているからです。同時に、上杉氏の言い分を裏付ける行動を小池氏や周辺の人々が誰一人取っていない、と見受けられることもあります。

 

もう一つ加えるなら、枝野氏はヒーローになったのではありません。あまりに強引な、あまりに民意に反した行為がリベラル層を落胆させたけれど、その反動として、一つの象徴として、枝野氏を祭り上げたに過ぎないのです。しかしこのリベラル層は、名もない市民であり国民一人一人なのです。自公支持者でもなければ共産党支持者でもない。安倍政権が嫌で、権力に驕る人間を嫌う人々です。そのような人たちが、それこそ手弁当で駆け付けたからこそ立憲民主党がここまで躍進したのです。
 ヒーローに仕立て上げたのは既成メディアですが、枝野氏に限らず他の議員たちも、そのことをよく理解しているようです。そのことは選挙後の言動からも推察できますが、どうやら上杉氏はそれが理解できていないようです。
 枝野氏をヒーローなどと思っている人間は立憲民主党支持者には誰もいませんよ。もし枝野氏がそのような振舞いをしたら、市民たちは容赦なく彼を引きずり下すでしょう。ですから心配御無用です。
 そもそも今回の茶番劇を市民たちが見抜けないとでも思っているのかな。あぁ、そうか、そう思っているから「枝野氏をヒーローにするのはおかしい」と言うのかもしれないね。支持した市民たちは、誰一人として彼をヒーローなんて思っていないのに。

 

上杉隆氏については、東日本大震災時の福島原発事故の状態と危険性について、いち早く伝えた人として私の記憶に残っています。ネットなどでは「不安を煽って」とか「ウソつき」とか言われていましたが、既存メディアが政府の言いなりになる中で、たとえCS放送(注:朝日ニュースターだが現在は存在していない)であっても、その功績は大きいと思います。その評価は現在でも変わっていません。
 しかし最近の彼は、どうも政治に近づきたがる、正確に言えば政治家に近づきたがる傾向があるようです。それも、けっこう特定の人たちに。そんな様子を見ていると、若い人たちは知らないと思いますが、「政治フィクサー」という言葉を思い出してしまうのです。簡単に言えば、裏で政治を仕切るとか、仕掛ける人というイメージですが、まぁ彼は表舞台に出ているので少し違うかもしれませんが。ただ間違いないのは〝リベラルな政治家〟は嫌いなようですね。

 

 

 

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Author:カイトアキラ
2019年は強権国家への道を阻むことができた最後の年だったと、20年後や30年後に言われているかもしれません。もっともその時、日本という国家または日本人という民族が存続しているのかわからないけれど。
今夏には参院選があり、同日選も取り沙汰されています。ここで、少なくとも参院選で与野党が逆転しなければ「安倍独裁」が冗談ではなくなるでしょう。けれども野党の動向を見ていると心もとないと言うしかありません。しかし諦めたらそれで終わりです。微力ながら発言を続けていきます。

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