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この国の未来を考える

名護市長選に思うこと

『民意』は明確だが・・・・

今回の結果はとても残念だけでなく、それなりにショックの大きいものでした。接戦が伝えられていても「民意」は動かないだろうと思っていたからですが、しかし、この「民意」とはいったい何なのでしょうか。もし辺野古移設を争点として住民投票をやれば、間違いなく反対派が勝つのです。けれども、それをわかっているから自民党や容認派は絶対にやらない。他にも色々と言いたいことはあるのですが、下記の二つの記事が概ね代弁してくれていますので、私ごときが論評めいたことを書くのは控えます。

 

名護市長選で菅官房長官が仕掛けた「なりふり構わぬ選挙戦術」
  (現代ビジネスより  野中大樹・2018/2/5

 

「記者の視点」名護市長選 敗者は日本の民主主義
  (沖縄タイムス+プラス 201825日付け)

 

今回の選挙は創価学会票の動向が注目されていましたが、やはり大きく影響したようです。ただ、面白かったと言ったら不謹慎かもしれませんが、いわゆる「沖縄ネトウヨ」と呼ばれている人たちが自民党候補を非難していたましたね。動画がいくつかアップされていたのですが、目が腐ってはいけないと思って鑑賞は遠慮しましたけれど。
 公明党支持層(創価学会)がフル回転したのは間違いないようなので、おそらくですが、かなりの数の「約束手形」が乱発されたと思います。だとすると「沖縄ネトウヨ」たちが気に食わないのも理解できますが。なにしろ「沖縄ネトウヨ」の中心になっている宗教的?団体は、創価学会が相当お嫌いなようですので・・・・。

 

 

 すみません、どうでも良いことを書いてしまいました。話を戻すとして今回の選挙結果から考えたことがあります。それはもし私が、名護市を基盤とする自営業者や零細企業の経営者だったとしたら、どうしただろうかというものです。10年後や20年後のことよりこれからの数年間を優先するのか。それとも未来を考えて米軍基地との共生をやめるように意志表示を続けるのか。

 

ですがもし私に、これから高校や大学に進学する子供がいるとしたらどうでしょうか。せめてその間だけでも潤いたい、と考えてしまうのが自然なような気がするのです。目先に囚われてと非難されても、やはり「今が大切」だと思うのが人情でしょう。
 50代・60代の人たちが、孫や未来の子供たちに基地のない沖縄を手渡したいと願うのは当然ですが、30代・40代の人たちは現実の生活があります。思いは同じでも「背に腹は代えられない」部分がある以上は、そちらを優先したとしても批判できるものではありません。

 

 さらに10代・20代の人たちにとっても切実です。新有権者になった18歳・19歳の若者は米軍基地のあることが当り前の中で育ってきました。正確に言えば、1945年に占領されてから米軍は存在しているので大半の沖縄の人は基地と共に生きてきたのです。しかしそれは「米軍基地のない世界」を知らないということも意味しています。ここが、早々と多くの米軍基地がなくなった本土との違いで、かく言う私も米軍基地ない地域で育ちましたから基地と共生するという現実を知りません。

 

しかし沖縄の人々は違います。生まれた時から米軍基地があったのです。特に18歳・19歳の若者からすれば、大人たちが「基地反対」と叫んで運動しても、まったく進展しない現実を思春期の頃から見せられてきたのです。だったら、どっちが市長になっても沖縄から米軍基地はなくならないし、辺野古の工事も止まらない。それなら就職先が増えそうだとか、街全体が活性化するかもしれない、と思える方に投票しても無理はありません。

 

 そうなのです。沖縄の人々は、どんなに嫌だと思っても、基地と共生しなければならない冷徹な現実があるのです。その現実が変わるとしたら、日米安保を見直して米軍撤退を要求する政権が誕生するか、日本から沖縄が『独立』するしかないでしょう。現状ではどう考えても前者にはなりようがない。むしろ独立の方が、私個人としては現実味があると考えています。

 

 

 

翁長知事に望むこと

 今秋に知事選が予定されていますが、早くも自民党機関誌である産経新聞などは「オール沖縄の崩壊か」と喧伝し始めています。しかし沖縄では、いわゆる「総論反対・各論賛成」という現実があるのです。
 それは辺野古移設についての「総論」は反対で、各市町村の「経済振興」はもちろん賛成というものです。そしてその「民意」の底には、できれば米軍基地はいらない、いや、本当は即刻撤退してほしい、というものがあるのは疑いの余地がありません。ですから、名護市長選での戦略がそのまま知事選で通用すると思ったら、とんでもないしっぺ返しを食らうでしょう。

 

 辺野古移設に限らず、住民投票の結果次第で米軍の撤退が決まるとしたら100%反対派が勝つと思います。安全保障問題など争点にはなりません。なぜなら、すぐ近くに殺人兵器があり、それを操る兵士がいるのですから、自分たちで意志決定ができるとしたら答えは一つしかないからです。

 

 翁長知事には『独立』という文字が存在していないことは知っています。けれども現状を見れば自民党政権が続く限り、米軍基地のない沖縄が実現するとは思えません。であれば、まずはもう一度だけ「基地はいらない」と意志を見せるべきです。それこそ「基地」を争点にして、これでも政府が受け入れないのなら、日本という国家が最も困る方法を取ればいいのです。

 
 シンプルに言えば良い。それは「もう一度だけ戦わせてほしい、しかし、この四年間で結果を出せなければ、一県民・一市民となって、たとえ一人になっても辺野古で座り込む」と。
 さらに「各市町村の長の方々、基地を争点にしないで、どうぞ、国から予算を勝ち取ってください。もらってしまえばこっちのものだから」と、面従腹背ではないけれど、そのくらいの〝したたかさ〟を発揮して、住民の幸福に努力してほしいと言えばいいのです。

 

 もし翁長知事が一人の県民に戻って辺野古に座り込みの抗議をしたら、役には立ちませんが、その傍らに座ろうかと思っています。でも、そう考えて実行する人はたくさんいると思いますよ。あなたは決して一人ではない。そして沖縄の人々も「あきらめる」必要などありません。正義はどちらにあるのか、それを思えば良いのです。あきらめたら、そこで終わりですから。

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Author:カイトアキラ
2017年の衆院選は歴史の転換期の一つに数えられるかもしれません。それは良い意味なのか悪い意味なのか、まだ誰にもわかりません。ただ私の感覚では悪い方向へと向かっているという気持ちが強くあります。しかし決して諦めるつもりもありません。私個人のできることなどたかがしれていますが、やらないよりやった方が良いことは間違いありません。そんな気持ちで今後もブログを続けます。

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