この国の未来を考える

だから「天皇制」はいらない!

平昌オリンピックという場のおかげで韓国と北朝鮮の対話が急展開しています。私にとってオリンピックはどうでもいいことですが、戦争を回避する可能性が少しでも高まるのなら、オリンピックの存在価値も少しはあるかもしれないと今回の件で思いました。

 

 それにしても、この歓迎すべき動きに冷水を浴びせる安倍政権とトランプ政権には、○○に付ける薬はないと言うけれど呆れて言葉が見つからないですね。アメリカはともかくとしても、少なくとも日本は甚大な被害を受ける当事者なのに、安倍首相は煽っているのですから開いた口が塞がりません。早くこの政権を退場させないと大変なことになりますよ。戦禍を受けてからでは、いくら後悔しても始まらないことを日本人はもっと自覚すべきです。

 

 

天皇制は「身分制度の残滓」

 今回のタイトルについてですが、その前段として簡単に説明をしておくことがあります。私は生粋?の憲法改正論者ですが、ただしそれは九条ではなくて、第一章「天皇」の第一条から第八条までを削除すべきというものです。理由は極めて明快で、現在の天皇制は「身分制度の残滓」だからです。

 

 天皇制擁護論者たちは、日本古来よりあるもの、日本だけの特殊な存在、または守るべき伝統であり慣習などと言ってきました。私が十代の頃から、特に右翼によって語られてきたものです。
 これらに反論するのはさほど難しくありません。なぜなら「だから何?」「要するに身分制度でしょ?」の一言で終わるからです。

 

世界中のどの地域・どの民族・どの人種でも、天皇制と似たような制度が存在しているのは知っていますよね。そんなことは当り前なのです。だって人類の歴史は、基本的に身分制度との戦いなのですから。その結果として現存している王制の大半は政治的実権を失って形式的なものになったのです。もしかしたら地球のどこかに、まだ残っているのかもしれませんが私は知りません。

 

よく身分制と階級制を混同する人がいますが、階級制の説明はマルクス主義の専門家に任せるとして、身分制とは何かを簡単に言えば、法(古代なら律令)によって身分に格差を付けること、そしてその振分けを基本的に「出自」で決めたことです。
 この場合の出自とは職業であったり地域であったり、または階層(例えば武士や貴族など)などでした。そしてこの身分制の最大の特徴は自らの意志では変えられないことです。基本的には「法を司る王」による命令以外には方法がありませんでした。

 

ということは何を意味するのでしょうか? 要するに農民の子供として生まれれば死ぬまで農民であり、商人の子供であれば同じように商人しかなれない。これらは職業ですが、もっと広く括り上げたのが、いわゆる「良民」と「賤民」というものです。この選別には宗教的概念も入っているのですが説明すると長くなるので省略します。ただ、もちろん何の根拠もないことは言うまでもありません。そしてこの身分階層もまた、本人の意志で変更することはできませんでした。

 

 結論は極めて単純です。身分制度は中世の遺物であり、近代においては完全に否定されたものなのです。

 

では天皇制を見てみましょう。まずは法(憲法)によって規定されています。次に本人の意志では変更できません(皇籍離脱は本人の意志だけでは不可能)。そして天皇家に生まれれば、たとえ皇籍離脱しても「出自」は皇族と称されます。逆に、天皇家の男子と結婚した一般人女性は(元皇族・元華族以外)皇族となっても「出自」は民間人または一般人と言われるのです。さらに驚くべきことは結婚した女性が「名字」を失うことです。というか、天皇家だけ「名字」がないという〝特殊〟な存在になのです。そう、天皇家以外の日本人にはあり得ないことです。

 

 どうですか? 確かに現在の天皇には政治的実権はありません。しかしどう考えても、身分制の根幹をそのまま残していると言えませんか? だから私は「身分制度の残滓」と呼んでいるのです。

 

みなさんにも考えてほしいのは〝特殊〟な存在を認めるということは、別の〝特殊〟な存在をも容認する根拠になってしまうことです。
 天皇家という〝高貴〟な人々が、日本国または日本国民のために日夜努力をしているのだから、他の平民?庶民または一般人は、多少の不利益があっても我慢をしろと言わせてしまう理由になってしまう。それを突き詰めれば「差別」になることは、被差別部落という作られた身分差別を見れば理解できるでしょう。そして今でも根強く残っている理由は、被差別部落を特殊な存在としてきたからなのです。他にはアイヌ民族や在日朝鮮人さらには沖縄の人々も、同様に特殊な存在として天皇制という身分制度の中に組み込まれてきたのです。

 

 現在の日本国憲法は身分による差別を禁止しています(第十四条)。ですから身分制度は事実上廃絶されたと言っても良いのですが、では天皇家はどうなるのでしょうか。
 実は、九条の二項と自衛隊の存在という問題よりも遥かに矛盾しているのが、第一条から八条までと第十四条なのです。片方で天皇家という特別な存在を認め、片方では特別な存在を禁止している。いったいどちらを優先すべきなのか。いや、考えるまでもなく答えは明白です。

 

基本的人権は憲法の大きな柱ですから、今この瞬間でも、基本的人権を侵されている人たちとして天皇家がいることを忘れてはいけないのです。私は、ある意味これは「逆差別」であると思っています。本来なら一刻も早く、第十四条の法の下の平等を享受させてあげるべきではないでしょうか。もっと簡単に言いましょう。天皇家を「解放」してあげませんか?

 

以上のような考えの持ち主ですから、基本的に天皇家の出来事とか人物には1ミリたりとも興味がありません。なにしろ昭和天皇が亡くなった際の「大喪の礼」の時には、雀荘で徹夜マージャンをやっていたぐらいですからね。
 話は飛びますが「大喪の礼」当日は休日になりましたが、いわゆる自粛という名目で営業しない店が大半でした。しかし一種の都市伝説でしょうけれど、営業していると右翼の殴り込みがあると、まことしやかに言われていたのを思い出しました。ネットのない時代なのにそんな噂が流れたのですよ。ちなみに私が打っていた雀荘は電飾看板を消して、なおかつ黒いカーテンで閉め切って営業をしていたけれど・・・・(笑)

 

 

 

眞子さま「婚約延期」の気持ち悪さ

 こんな私ですから、眞子さまと小室さんの婚約報道にもまったく関心はありませんでした。ちなみに皇太子が結婚した時も同様です。
ここで断わっておきますが、皇族に対して敬語を使うのが一般的になっているけれど、私には未だにその理由がわからないし、敬語を使わねばならない論理的な根拠もないと思っています。ですから基本的には使いませんが、ただし女性全般を敬愛していますので、さらに眞子さまは愛くるしい女性なので、今回は使用しました(どうでもいいことですけどね)

 

 皇室にまったく関心のない私ですが下記のリテラの記事を読んで、いったいこれは何だ、と感じました。とてつもなくグロテスクなことが進行しつつあるのでは、と。そう思っていたら「延期」の報道です。この私が、いわゆる皇室記事をこれほど読むことになるとは。

 

眞子内親王の婚約者・小室圭氏の母親の男性問題を週刊誌が報道! 背後に安倍政権や極右勢力の結婚ツブシが  (リテラ・2018/1/27

 

秋篠宮家・眞子さま婚約相手の小室家バッシングの背後に何があるのか
   (Yahoo!ニュース 篠田博之・2018/1/31

 

子さま結婚2020年に延期 小室さんの金銭問題報道が影響か 〈週刊朝日〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース  2018/2/7

 

眞子さまの結婚延期 新聞各紙は「週刊誌報道」にどう触れたのか
  (BuzzFeedNEWSより 2018/2/7

 

眞子さまはなぜ自由に結婚できないのか? 「非戸籍の日本人」の苦悩(井戸 まさえ)
  (現代ビジネスより 2018/2/8

 

眞子さま結婚の突然の延期の背後にいったい何があったのか
  (Yahoo!ニュース 篠田博之・2018/2/7

 

 

 正直、延期の理由とか原因とか、ましてや小室さんの家の問題?について言及するつもりはありません。ただ、これが一般人同士であれば婚約延期などあり得ないでしょう。なぜなら、伝えられている金銭問題?は世間ではどこにでも転がっている話だからです。法的な解決を目指すのなら弁護士に依頼すればいいことで、結婚の障害になど決してなりません。

 

しかし、幸か不幸か眞子さまは皇族です。だから問題らしい? というより、皇族だから何ですか? と聞きたくなりますけれど。
 憲法にも保障されている通り、成人した男女は当人の合意のみで婚姻できるのです。仮に家族がどうであれ当人が納得していれば良いはずなのです。ところが・・・・


リテラの記事から気になった部分を一部引用します。

●「幼少から眞子さまの成長を見てきた宮中関係者の中には、端から小室さんを結婚相手とは認めないという強硬な姿勢をもっている人も少なくありませんでした」

●「小室さんについてのネガティブな情報が流されるのは、抵抗勢力が水面下で動いているからかはわかりませんが、何かしらの思惑が蠢いているのを感じます」
実際、一連の母親の報道を利用するかたちで、官邸や旧宮家関係者が一斉に宮内庁に対して、「結婚を止めさせろ」「婚約を解消させろ」と圧力をかけ始めているという。

 

●眞子内親王と小室さんの交発覚直後から、ネットでは、「#眞子様婚約反対」なるハッシュタグまで作られ、「あんな素性のわからない人間が女性皇族と結婚しようなんておこがましい」「内親王の降嫁先としては胡散臭すぎる」などといった時代錯誤丸出しのバッシングが展開された。ちなみにこのハッシュタグには「#がんばれ安倍ちゃん」「#安倍総理支持」というハッシュタグが一緒に並んでいたり、アイコンに日の丸が使われていることも多く、安倍応援団やネトウヨがこうしたバッシングを煽動していたのは明らかだった。

 

●・・・(略)・・そのため対策が断続的に議論されているが、代表的なのが、「女性宮家の創設」という案と、「旧宮家男系男子を皇籍復帰させる」という案だ。男女平等の観点からも「女性宮家の創設」には国民の支持も高いが、ミソジニーな日本会議や安倍首相をはじめとする極右勢力は男系の伝統にこだわりこれに強く反対し、「旧宮家男系男子の皇籍復帰」を主張している。安倍首相のブレーン・八木秀次氏などは、その変形バージョンとして「旧宮家男系男子と女性皇族を結婚させる」などという、個人の意志を完全に無視したトンデモ案を提案しているが、安倍首相も「旧宮家の男系男子孫と結婚する女性皇族がいたら女性宮家を創設してもいい」と同種の考えをもらした。

 

嫁ぎ先に相応しくないとか、素性がわからないなど、記事でも指摘している通り時代錯誤も甚だしい。大きなお世話だろうが、と言いたくなります。しかも「降嫁先」という表現は身分制度そのものですね。21世紀だと言うのに・・・・

 

さらに極めつけは「旧宮家男系男子と女性皇族を結婚させる」という、ただただグロテスクで野蛮な発想です。悪態をつく気力も失せ、吐き気を感じるくらい気持ち悪くなる。でも大日本帝国を復活させたい〝ろくでもない連中〟は本気で考えているのでしょう。これを見れば、実は天皇家も被害者だということが理解できます。みなさん、これでも天皇制という牢獄に閉じ込めておきますか?

 

 眞子さまに限らず他の皇族たちも、皇族教育なるものを幼少期から受けさせられて自由に生きる権利を奪われています。もしかしたら、とてつもない才能を持っているのかもしれないのに、天皇家に生まれたという理由だけでその芽が摘み取られてしまう。これほど「野蛮な制度」はないと私は考えます。
 改めて繰り返します。そもそも天皇制がなければ、眞子さまと小室さんの問題も発生しません。二人が無事結婚できるか私にはわかりませんが、こんな制度がある限り、このような〝不幸〟は永遠に続くのではないでしょうか。だから「天皇制」はいらないのです。

スポンサーサイト

トラックバック

この記事へのトラックバックURL
http://gogo33726rr.blog.fc2.com/tb.php/141-dbc52ebd

高齢者ドライバーは軽乗用車なら安全と思いがちだが、実際は普通乗用車より致死率が1.6倍も高い・ご用心

 高齢者ドライバーは軽乗用車なら安全と思いがちだが、実際は普通乗用車より致死率が1.6倍も高い・ご用心ご用心、75歳以上の高齢ドライバーの乗車中の事故の致死率は、軽乗用車が普通乗用車に比べて1・6倍に上ることが、警察庁への取材でわかった、に関連する最新のWeb情報を引用すると、

 | HOME | 

 

カレンダー

04 | 2018/05 | 06
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

プロフィール

カイトアキラ

Author:カイトアキラ
2017年の衆院選は歴史の転換期の一つに数えられるかもしれません。それは良い意味なのか悪い意味なのか、まだ誰にもわかりません。ただ私の感覚では悪い方向へと向かっているという気持ちが強くあります。しかし決して諦めるつもりもありません。私個人のできることなどたかがしれていますが、やらないよりやった方が良いことは間違いありません。そんな気持ちで今後もブログを続けます。

電子書籍案内

お薦めです

このブログをリンクに追加する

最新記事

月別アーカイブ

できればプチっと


社会・経済ランキング

こちらも良かったら

カテゴリ

この国の未来 (127)
オートレース (32)

最新トラックバック

検索フォーム

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2Ad

Template by たけやん