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この国の未来を考える

平昌オリンピックから見える、この国の劣化

小平奈緒選手に思うこと

昨日で平昌オリンピックが終了しましたけれど、まだパラリンピックがありますから出場する方々の健闘を祈りたいと思います。

 

なんて、柄にもない書き出しですが、競技者やバックアップしている人たちには申し訳ないけれど、まったく観戦をしていませんので。そんな私ですが小平奈緒選手だけは目を引きました。なぜかと言うと、オリンピック前に下記の記事をたまたま読んだからです。

 

「私を雇ってください」 小平奈緒が記者に語った真意:朝日新聞デジタル

 

フィギュアほどの人気がないとはいえ少なくとも1980年代までは、スピードスケートでもトップクラスの選手であれば、実業団の所属となって競技活動に困ることはなかったと思います。
 ところが記事を読むと現在は様変わりしているようです。確かに「病院」の所属になっていたので、どうして? と思っていたのですが、ようやく理解しました。しかしこれは、ある意味深刻な問題でもあるのです。なぜなら、いくら人気のない競技でも、トップクラスの選手が十分に活動できないほど『国力』が落ちている証拠でもあるからです。もちろんその責任は、偏に私たちの世代にあります。ですから小平奈緒選手以外にも、申し訳ないと謝罪をしておきます。

こんな国に誰がしたんだ! はい、私たち50代・60代の人間です(^_^;)

 

 さらに小平奈緒選手に申し訳ないのは競技を見ていないことです。でもね、仕方がありません。まったく興味がないのですから。ただ今回だけは、金メダルを伝える記事に付随した写真に惹かれました。それは、李相花選手と抱き合っているシーンです。

 

 最初は何がなんだか理解できなかったのですが、HUFFPOSTなどの記事でようやくわかりました。これについて特に感想はありません。ただ、あの瞬間だけは、オリンピックは『個人のもの』だということを、小平奈緒選手が身を持って証明したのではないかと思っています。

 

正直、国旗を持ってぐるぐると回るシーンが大嫌いです。オリンピック憲章精神の欠片もない行為だからですが、それはひとまず置くとして私が感心したのは、小平奈緒選手が感情を押し殺して(のように見えた)、何があっても李相花選手を抱きしめる、という意志を示していたことです。

 

その後の記事で二人の関係が伝えられましたが、おそらく小平奈緒選手は結果がどうあれ、断固として抱きしめると決意していたのではないでしょうか。だから金メダルを取ったけれど、感情を押し殺して無表情になったのではと思います。
 実際の映像で見ると、李相花選手はすぐには気づかなかったのですが、小平奈緒選手が待ち構えているのがわかると一気に表情が崩れます。それは、たぶん二人にしかわからないものがあったのでしょう。そこには、国も人種も民族も、ましてや政治なども一切関係ない、個人としての時間と空間があった。まさに競技をする者だけが共有できる瞬間です。本来オリンピックとはそういうものでは、と私は思うのですが。

 

 

 

あまり考えたくはないけれど、もし立場が逆だったら・・・・

 小平奈緒選手と李相花選手のエピソードについては、日韓双方とも好意的に受け止められました。特に韓国の人々の反応は称賛に値すると思っています。
 私ぐらいの世代では、たとえスポーツであっても日韓戦は激しいものでした。特にボクシングなどは会場が殺気立つくらいでしたから。変われば変わるものだな、というのが素直な感想ですが、しかしこれは時代のせいではないと思います。それは民主主義や人権が、韓国では揺るぎないものとして根付いてきたからではないでしょうか。

 

 日本では、とかく韓国を罵倒したり誹謗するネット記事を見掛けます。けれども、どう考えても国民主権と民主主義を実践しているのは韓国の方でしょう。それは今の国会を見ればわかります。データーを捏造しても法律を作ろうとしている政権が五年も続いているのですから。
 リーダーもまったく違う。片や戦争回避のためにはプライドを捨てることも厭わない。片や、どこかの国の番犬よろしく、キャンキャンと吠えるだけ。どうも恥というものを知らないらしい。

 

 国民はどうでしょうか。小平奈緒選手を素直に称賛する人々が溢れる韓国。反撃されないとわかっているから銃を打ち放つ卑怯な連中と、それを義挙と言うバカなネトウヨどもが蔓延する日本。

 

テレビを見ないので平昌オリンピックなどが、どう扱われているのか知らなかったけれどリテラさんが記事を掲載してくれました。タイミングの良さに、いつも感心しています。

 

「嫌韓」と「日本スゴい」まみれだった平昌五輪報道! こんなヘイトと愛国ポルノの国で東京五輪など開催していいのか  (リテラより 2018/2/25

 

 もし小平奈緒選手と李相花選手が入れ替わっていたら、日本の人々が韓国のような反応をできたのか、私にはそう言える自信がありません。おそらくネットでは、不正だとか、邪魔されたなどのイチャモンが溢れるのではないでしょうか。

 

 でも仕方がありません。なぜなら韓国は、間違いなく成熟しつつありますから。日本にはバカがたくさんいるので、それを気がつかない。でも、気づいた時には手遅れと言われる時代が、実はすぐそこに来ているのですけれど。

 

 ところで東京オリンピックですが、今からでも遅くありません。返上した方が「国益」になると思います。しかし、たぶん開催するでしょうから、期間中は東京からなるべく離れようと思っています。みなさんも巻き込まれない方がいいですよ。ボランティアなどをやっても寿命を縮めるだけですから。
 それともう一つの心配は、差別主義者というゴミみたいな連中が、来日した選手たちにヘイトを仕掛けないだろうか、ということです。もっとも戦争の可能性は少し減っただけだから、今から2020年の心配をしても意味がないけれど・・・・。

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カイトアキラ

Author:カイトアキラ
2019年は強権国家への道を阻むことができた最後の年だったと、20年後や30年後に言われているかもしれません。もっともその時、日本という国家または日本人という民族が存続しているのかわからないけれど。
今夏には参院選があり、同日選も取り沙汰されています。ここで、少なくとも参院選で与野党が逆転しなければ「安倍独裁」が冗談ではなくなるでしょう。けれども野党の動向を見ていると心もとないと言うしかありません。しかし諦めたらそれで終わりです。微力ながら発言を続けていきます。

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