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この国の未来を考える

韓国駆逐艦のレーダー照射を考える

大本営発表を垂れ流す新聞各社

 

 Kポップについて書くと予告していましたが、思わぬというか、やっぱりこういう事が起きたか、という事件?が発生しました。それは韓国軍駆逐艦による火炎管制レーダーの照射です。その相手は自衛隊の哨戒機でした。くれぐれも言っておきますが、戦闘機などの攻撃機に向けられたものではないことは認識しておいてください。

 

 おそらくリベラルの人や、韓国に対して親近感を持っている人たちは戸惑っていることと思います。いったいこれはどういうことなのか、と。しかし私たち一般市民にとって、この手のことを判断するのは容易ではありません。というか事実上不可能です。その理由は、まず現場にいない、それから軍事機密と称して情報公開が制限されるからです。

 専門家であれば限られた情報の中である程度の判断できるでしょう。けれども軍事知識のない人間には100%無理なことです。ですから大本営発表のごとく防衛省の言い分を聞くしかない。その場合、メディアの専門記者がチェックを入れるのが民主主義国家の前提ですが、今回の報道を見ていると朝日・毎日・東京とも、防衛省の発表や言い分を垂れ流しているだけに感じます。もっとも、バランスを取るために韓国側の言い分を最後の方に掲載しているけれど。

 あのね、新聞記者さんよ。発表したものを記事にするならAIで十分だ。一番大事なことは防衛省が発表した背景と、それが本当に事実に基づいた見解なのか、それを検証することのはずだ。今の報道では軍事知識のない市民は誤解をしてしまう。

 

 

前提としていることは正しいのか?

 

 防衛省が公開した動画を見ました。編集をしているのは承知の上ですが肝心の警告音がカットされています。周波数の特性がわかればどのようなレーダーなのか客観的に判断できると、日本に対して韓国側は公開を迫りましたが、自衛隊機の能力は軍事機密という理由で公開を拒否しました。

 正直、これでは水掛け論になってしまいます。でも一般市民からみれば〝どうでもいいこと〟なのです。その理由は以下の通りです。

 

火炎管制レーダーの照射は危険ではない!

 

参考記事:田母神氏投稿で物議 韓国照射“火器管制レーダー”の安全性|日刊ゲンダイDIGITAL

 

 専門的なことは軍事オタク同士の論争に任せますが、上記の記事の中に、日露海上事故防止協定では火炎管制レーダーの照射を危険行為としていない、と書いてあります。

 あれれ? 安倍政権お得意の〝ダブルスタンダード〟ですか? おかしいですよね、ロシアが同じことをやっても危険ではない。けれど韓国軍がやったら〝危険行為〟ですか?

 

 ここ数日で日本側のトーンが変わってきました。直ちに危険ではなくても、少なくとも友軍に対して行うのは非常識だ、と。あれれ? これも最初と言っていたことが違いますね。まぁそれはともかくとして、私の素朴な疑問は〝韓国軍と自衛隊は友軍なの?〟です。この件については後述しますが、自衛隊の提灯記事を書く〝ジャーナリスト〟ですら、直ちに危険ではないと書いています。

 

参考記事:韓国軍「日本には何をしてもいい」の理屈 (プレジデントオンラインより) 

 

 上記の記事では偶然にも、無知からくる言説で韓国軍人の変貌を憂いているけれど、まったく違う理由で韓国軍人は変わりつつある、というか既に変貌していると私は認識しているのです。

 

 

民主化されて三十年後の軍隊

 

 もう一度動画に戻ります。あの映像を観察していると、韓国側の視点からすれば自分たちが「監視対象」にされているという見方もできるのです。北朝鮮漁船の遭難に伴う救助活動時に自衛隊機が近づいてきて一部始終を記録している。いったい何のために、と考えても不思議ではありません。日本側は、公海上の哨戒活動として認められている行為であり、国際法上も何ら問題ないとしていますが、韓国側からすれば「不快」なことは間違いないでしょう。

 

考えてみてください。もし日本の自衛隊艦船が日本人漁船を救助している最中に、韓国軍機が何の連絡もなく近づいてきて一部始終を記録していたら、何だよ、おまえら、とはなりませんか?

だとすれば動画から想像できるのは、自衛隊の哨戒機が鬱陶しくて追い払うためにレーダー照射をしたのではないか、ということです。

 

 軍事政権時代の韓国軍と日本の右翼は仲が良かった。その理由は「反共」というただの一点です。ということは、当時の韓国軍人は限りなくファシストであったことも否定できないのです。

これはジャーナリストの安田浩一氏の指摘でもありますが、ファシスト同士が仲良くなるのは当たり前。けれども「反共」という前提が崩れ、南北の融和が止まらない状況になってきた今、いわゆる右翼やエセ保守が韓国を非難するのも当然かもしれない。もともと民族差別意識が底流にあるのだから、としています。

 

以前にも書きましたが、文大統領には「如何なる理由があっても朝鮮半島を戦場にしない」という断固たる意志を感じるのです。その確固たる意志は、当然韓国軍の幹部や末端の兵士まで伝わっているでしょう。ならば明白なのです。アメリカに盲従して軍備増強を図る日本の方が、より警戒する相手ではないか、ということを。

 

今回の件は、その意識が表層化した現象だと私は考えています。なにしろ安倍政権のアホどもは韓国人の神経を逆なですることばかりやっている。相手は軍事政権を民主的に倒して民族なのですよ、昔のままであるわけがない。

それを、上記の〝自衛隊御用ジャーナリスト〟は「反日教育の毒」と称しているのですが、まさに〝お笑い〟としか言いようがありません。

本来なら、こう表現すべきでしょう。軍事政権下で入隊した者は大半が退役して一部が幹部になっているに過ぎず、現在の韓国軍の中核は、すべて1988年の以降の民主化後に入隊した人々だ。そう、民主主義教育を受けた人が軍人になっている。それを「反日教育」と呼べば反発するのは当然ではないか。

 

最後に田岡俊次氏の言葉を書いておきます。

「例えばピストルに弾を込めて照準を定めれば、それは直ちに攻撃をするという意味になるが、弾の入ってないピストルの照準を向けたところで、それを危険だというバカはいないだろう。今回の火炎管制レーダー照射は、これとまったく同じであって、むしろ国際的には、レーダー照射をして何が悪いんだ、という方が大勢を占めている」

 

 もちろん細かい部分では色々な問題があるのは承知しています。しかし今回の騒動は、不支持が拡大しつつある安倍政権の点数稼ぎ、と称されても仕方がないくらいお粗末なものですね。

リベラルな人や韓国に親近感を持っている人たちよ、心配しないでください。もともと文大統領と安倍晋三では人間の器が違いますから、韓国側は最初からお見通しなのです。だから大統領府は沈黙しているのでしょう。これは軍同士の問題だと。


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カイトアキラ

Author:カイトアキラ
2019年は強権国家への道を阻むことができた最後の年だったと、20年後や30年後に言われているかもしれません。もっともその時、日本という国家または日本人という民族が存続しているのかわからないけれど。
今夏には参院選があり、同日選も取り沙汰されています。ここで、少なくとも参院選で与野党が逆転しなければ「安倍独裁」が冗談ではなくなるでしょう。けれども野党の動向を見ていると心もとないと言うしかありません。しかし諦めたらそれで終わりです。微力ながら発言を続けていきます。

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