この国の未来を考える

昔の話ですが・・・。

コメントに対する返答

私の書き方に問題があるのかもしれませんが、どうも誤読をされているようなのでコメントに対する返答をしたいと思います。

もちろん競馬場は馬のレースをするところです。しかしそれを「賭け」の対象にするのなら、そこはギャンブル場ではないでしょうか。競艇でも競輪でもオートレースでもそれは同じことで、もしそれぞれ「○券」を発売しなかったら、観戦するところ・レースを楽しむところと言って良いでしょう。けれども、もしそうなるとしたら、果たしてどれだけの人を集めることができるでしょうか?
Jリーグと比較してみればわかりやすいでしょう。仮にスポーツくじがなくてもJリーグの集客にはほとんど影響がないと思います。なぜならそこは、まさしくサッカーの試合を観戦するところ・サッカーの試合を楽しむところだからです。

誤解しないでいただきたいのは「ギャンブル」を禁止しろとは言っていません。「公」が開催するのがダメだ、と言っているのです。本来ならギャンブルを規制し監視する立場でありながら、ギャンブルをやるように煽り、さらには「「ギャンブル場」に人を集めようとしていることが本末転倒だと批判しているのです。競馬にしろ競艇にしろ競技自体に魅力があれば、ギャンブルを主体にしなくても成り立つはずで民間でも何ら問題ありません。しかしそれには条件(規制)を付けるべきだと言っているのです。

レジャーの定義をどう思っているのかわかりませんが、競馬や競輪を観戦することがディズニーランドやマリンスポーツや登山などを同じだと考えているのでしょうか?もちろん観るだけなら同じかもしれません。けれども「賭け」の対象とするのならば、そこには金銭的な見返りがあるのが前提ですから全く違うものになるのではないでしょうか。基本的にレジャーは個人の充足感を得るものだと考えますので、お金の対価を望むものとは別だと思います。もちろん「○券」を買わずにレースを観戦するだけで満足感を得る人もいるでしょうが、果たしてそのような人がどれだけいると思いますか?

イスラム圏ではギャンブルそのものが禁止されていますから、競馬場がギャンブル場でないのは当り前です。これらの競馬場をギャンブル場と書いたことなどありませんよ。

繰り返しますが、競馬場であれオートレース場であれ、そこで「賭け」の対象として金銭的な見返りのある行為(券の販売)をすれば、そこはギャンブル場と表現すべきでしょう。要するに競技の種類など関係ないのです。



故・飯塚将光という選手

オートレースは面白い、と私が最初に感じたレースがあります。それは第5回オールスター優勝戦です。浜松の開催で、今から約30年前、先月引退された阿部光雄氏が優勝したレースです。(以下、敬称略で選手と書きます)

その頃の飯塚選手はすでに「ミスターオート」と称され、絶えず人気になる存在でした。さらに前年の大会で優勝していたので連覇もかかっていました。
現在では考えられませんが番組構成は0-20のハンデ戦。20H4車・10H3車・0H1車という並びでした。オープン戦は日本選手権以外では滅多になかった時代です。飯塚選手と阿部選手は最重ハン、そういえば篠崎選手もいました。気づいてみれば出場した選手でまだ現役なのは篠崎選手だけ。まぁ30年も前ですから(^-^;

このレースを、なぜ今でも私が記憶しているかというと、10周回の4コーナーで大逆転があったからです。
レース展開をざっと言いますと、最重ハンのスタートは篠崎・阿部・飯塚の順番。①枠の選手は出遅れました(ちなみに宮地良、懐かしい名前です)。篠崎選手は10Hを叩きました。ところが残り7周回で飯塚選手が3番手に上がります。前を走っているのは0Hと10Hの選手だけ。今ならこの段階で誰もが飯塚選手の1着と考えるでしょう。当時もそうでした。けれども前二車のペースが良く、周回を重ねてもなかなか抜けない。残り5周回でも3番手のまま。阿部選手に至ってはまだ5番手。
残り2周回でようやく飯塚選手が2番手になり、阿部選手は少し開きのある3番手。最後の周回・1コーナーで、飯塚選手が先頭を走る加茂選手(懐かしい!)のインに入りました。ここで飯塚選手の1着と誰もが思ったでしょう。ところが・・・。
2コーナー立ち上がりで飯塚選手が膨らんでしまい、加茂選手がすかさず差し返す。けれども2車のコースが大きくなっていたので、イン走法でじりじり上がってきた阿部選手が距離を一気に縮めます。外から捲りにゆく飯塚選手、それに呼応するように張りにゆく加茂選手。インがぽっかりと空き、そこに入っていった阿部選手が4コーナーの立ち上がりで先頭に立ちゴール。飯塚選手は加茂選手を切り返しで抜いて、なんとか2着という結果でした。

トライアンフが全盛で他の1級車ではメグロぐらいの時代。現在から比べればタイムは平凡です。けれども典型的な接近戦でしたから、レースとしては「面白かった」の一言です。残り5周回で5番手だった選手が1着になることは、事故でもない限り当時でもあまりありませんでしたが、基本的には接近戦が多かったので、もしかしたらと思わせるレースが多かったのも事実です。
私が「オートレース」に本当の意味でハマるきっかけになったレース、と言っても過言ではありません。もちろんそれまでにもレース場には数えきれないぐらい通っていましたが、ここまで鮮明に覚えているということは、その印象度が相当深かったと言えるでしょう。しかし印象として深く残っているのは優勝した阿部選手ではなく飯塚選手なのです。私にとっての当時の飯塚選手のイメージは、やや外より(今と比べたらかなり中ですが)を走ってスピードを保ち、チャンスとみたらインに切り込んでゆくという感じでした。決してインべた・イン走法という雰囲気ではなかったと思います。

660CCが主力の時代ですからコーナーでは減速をしないと回り切れない。ですからどうしてもインに潜り込んでロスを少なくしようとするのが一般的でした。けれども飯塚選手は、単気筒車でもないのに割と外を走るなぁ~と常に感じていました。実は、このようなイメージを持たせた理由がもう一つあります。

私の先輩が、ある選手と同級生でした。ちなみにまだ現役なので年齢は想像できると思います。それでこの選手が若き頃、先輩にこう言ったそうです。
「飯塚選手が後ろにいると怖い・・・」
その理由を聞くと、こう答えたそうです。
「だって考えられないようなスピードで来るから・・・」
「もし飯塚選手がミスをして巻き込まれたらと思うとね・・・」

この話を聞いて私は納得できました。確かに追い上げる時の飯塚選手は、どちらかというと一車一車抜くというより、やや大きめに回って速度を落とさずに狭いところに強引に入ってゆく、という感じだったからです。これなら前を走る選手にとっては「怖い」と感じても無理ないかもしれません。まぁ本当にそうだったかは知るよりもありませんが、もしかしたらオーバーに表現したのかもしれません。ただ、そう言わせるほどスピードが別格だったのは間違いないでしょう。



「まくり差し」を最初に始めたのは誰でしょうか


当時のタイヤ性能を考えれば抜きにゆくのは限界だったかもしれません。けれども狭いところを強引に入り、結果膨らんでも、今度は外から抜きにゆく。あくまでも1着を取りにゆくその姿。そしてその様子を見ながら冷静にインを走り、言葉は悪いですが漁夫の利で優勝した阿部選手。なんかオートレースは深いなぁ・・・と思った瞬間でした。

You Tubeに映像がありますので、もし良かったら観てください。映像は古くなっているので見づらいですが、今のオートとはまた違ったものを感じることができますよ。

付け足しですが、いわゆる「まくり差し」という言葉は本来オートレースにはありませんでした。基本的にはインから抜くからで、単気筒車が外から抜く時は単純に「まくり」と言っていました。
そんなことから、いわゆる「まくり差し」を完成させたのは永井大介選手だと私は思っています。コーナーを大きく入って減速を抑え、立ち上がりでのグリップ操作でインから一気に抜く走法。しかしこの走法のきっかけを作ったのは飯塚選手だったのではなかろうかと思うのです。1980年代の映像と私の記憶からみると、走るコースが1人だけ違うような気がするからです。

同じ船橋所属で、永井選手の成長過程を見ながら走法がどんどん進化してゆくのを飯塚選手はどんな思いで観ていたのでしょうか。ふと聞きたくなってしまいます。もちろんそれは決して叶うことはありませんが。

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カイトアキラ

Author:カイトアキラ
もうすぐ老人と呼ばれる年齢になりました。
今までオートレース・ギャンブルについて書きましたが、今の日本の状況を考えると、たとえ影響力がなくても、もしかしたら若い人たちに響いてくれたら、という微かな希望を持ってブログを続けようと思います。
偏っていると感じるかもしれませんが、私は個人ですので、ご了承の程をお願いします。

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