この国の未来を考える

ギャンブルに関しては最後にします

熊本地震から三週間以上が経ちましたが、未だ多くの被災された方々がいる状況には胸が痛みます。ありきたりな言葉になってしまいますが、あらためてお見舞い申し上げると共に、一刻も早い復旧を願ってやみません。


「賭博スキャンダル」と命名した方が良いようです。

スポーツ選手の賭博ですが、新たな展開として元巨人軍選手が逮捕されました。私としては大筋しか知らないので詳しいことはわかりませんが、報道によると胴元がいる違法賭博のようなので、もしそうであれば逮捕は当然でしょう。その他では賭博とは違うようですが、スノーボードの代表選手の大麻使用が報道されています。

前回でも書きましたが、スポーツのトップ選手になったからといって人格を求めても無理があります。そんなことは一朝一夕で築けるものではなく、スポーツを指導すると同時に人格形成が必要なのは言うまでもありません。
賭博行為に関しても、それは同じです。競技でお金を稼げるということは優秀であることの証拠でもありますが、その時点で賭博に手を染めるなと指導しても、選手からすれば大きなお世話でしょう。しかも違法賭博は論外としても、合法賭博で適度に遊んでいるだけだと言われたら、その線引きを明確にすることができるのでしょうか。

賭博には常習性と、賭ける金額が増してゆき、やがて借金をしてしまうという特性があります。この性質は合法性や違法性とかは関係なく、どのようなギャンブルでも例外はありません。要はギャンブルに近づかない精神性と、誘われても退ける(断る)という気持ちを作らねばギャンブルから逃れることはできません。

バトミントン協会幹部の話として「今後、管理体制を強くして、再発防止と、信頼を取り戻せるよう努力する・・・」というような内容の新聞記事を読みました。
管理体制ねぇ・・・四六時中見張っているつもり? そのうち賞金まで管理すると言い出して、引退した時に返します・・・それまでは禁欲生活を送ってください、とか。まさか、とは思いますが可能性が全くないとも思えません。

昔、各競技の日本代表選手は〝プレッシャーに弱い〟と言われたものでした。オリンピックや大事な試合になると力を発揮できないことが多々あったのです。しかしその反面、指導者の言うことには素直に従い、どの国に行っても礼儀正しく、よく「管理」されていると評されたものでした。けれども、肝心の試合では勝てない。
皆さんもわかっていると思いますが、プレッシャーに強い選手ほど個性的です。結果を出す選手は総じて自分というものを持っており、自らが納得しない限りコーチや指導者の言うことを聞かない傾向があります。
ギャンブルも、ある意味では個性です。勝負事のストレスを感じていれば、善し悪しは別にして気分転換を図りたいと思っても無理はありません。問題なのは、ギャンブルの抱える危険性を認識しているかどうかです。

日本はギャンブルに甘い社会ですから、世の中の至るところにギャンブルがある以上、よほど心してかからないと、その誘惑から逃れるのは至難の業と言えるでしょう。まずは「公」が開帳するのを止めて欲しいのですが、現状ではその気配もないので、〝賭博スキャンダル〟はまだまだ続くと考えています。


ギャンブルに金を使え、と国家が言っています・・・。

東京新聞・5月2日付け夕刊で、新国立競技場整備のための財源法が成立とありました。中身を要約すると、スポーツ振興くじ(サッカーくじ)の売上げを充当する割合の上限を、5%から10%に引き上げるのが柱で、5月中旬から施行予定だそうです。
どう使うかですが、総工費1581億円のうち、国が半分の約791億円を負担、残りは都の支出とサッカーくじの売上げで、それぞれ4分の1にあたる約395億円ずつを賄う、となっているようです。
ここで懸念されるのは、サッカーくじの売上げが維持されるかどうかですが、スポーツ庁(そう言えば、こんな役所がありましたね)によると、2015年度の売上げが約1084億円なので、この水準を維持できれば八年間で800億円以上を確保でき、仮に半減したとしても400億円程度は確保できると見込んでいる、とのことでした。

正直、なんだかなぁ~、です。Jリーグとサッカーくじは一切関係ないですが、サッカーをネタに、「くじ」という名のギャンブルを国が行い、その売上げの一部を〝オリンピックのための国立競技場建設〟の費用にする。
オリンピックに価値がない、とは言いませんが(私個人は開催に反対ですが)、今のこの国の優先順位を考えたら、どうなのでしょうか。もし、この費用を保育所建設と保育士の給与に充当したら、待機児童問題もなくなると思えるのですが・・・。

川口オートレース場でナイター開催を常時実施するとの報道が最近ありました。なんでも昨年実施した開催での売上げが、ここ10年間で最高だったそうです。
幸いというか結果的にですが、川口オート場は防音対策で四方を壁のようにして囲ってあるので、それらにLED照明を取り付けるとのこと。仮設の照明塔を併用するのかはわかりませんが、伊勢崎のような巨大な照明塔を作る必要がないので、コストとしても安価ですむようです。
まぁ、お好きなように、です。一時的には売上げも伸びるでしょう。けれども根本的な問題に手付かずでは、先が見えていると思えてなりません。多少なりとも利益が上がるようなら、トイレ設備を変えて、もっと綺麗にしてください。お金だけ使わせようなんて、客をバカにした態度は厳禁ですよ。


最後に、と言ってもタイトルを変えて書きますが・・・(^^:)

オートレースの未来を考える、というタイトルで書いてきましたが、今回で最後にします。理由は、もう書くことがないからですが、この間つくづく思ったことは、この国はなんかおかしい、と思ったことです。
ブログを始めた動機は、難しいとは思っても、なんとか船橋オートが存続できる方法を考えることでした。しかし書き続けてゆくうちに、ギャンブルの持つ様々な問題点に気付くことになり、オートレースというものをギャンブルにしていること自体が間違いではないかと思うようになりました。そして結果的にですが、日本という国はギャンブルに甘い、否、それどころか、取り締まるべき国や自治体が自ら開帳している、とても不思議な国だと認識しました。けれどもその一方では、有名人やスポーツ選手などに対して、ギャンブルをやることも含めて、とても厳しい倫理観を要求する二面性を持っていることも知りました。
という訳で、不思議なことに私自身のギャンブル熱もすっかり冷めてしまい、同時に、ギャンブルを通してこの国を見つめてゆくと色々な矛盾や疑問点も浮かび上がってきました。


50代も後半になり、貯金もないけど借金もないので、それなりに気楽に暮らしてはいます。でも、おそらく大半の人が、人生の成功者の反対という意味で私のことを敗北者と形容するでしょう。
まぁ他人の評価は別にして、いわゆる「価値観」は人それぞれで、年齢を重ねるごとに変わってゆくものでもある、と最近では思うようになりました。そういう意味では「成功」とか「敗北」とかは問題ではないような気がします。
負け犬が何を言っているのだ、とお叱りを受けそうですが、今さら失うものないので、悔いを残さないという意味で、言いたいこと、書きたいことは、今後も続けようと思っています。と同時に、今の世の中の状況、特に若い人たちを取り巻く環境を考えると、何の影響力もない私ですが『世代の責任』を感じざるを得ません。

民主主義の世の中です。言いたいこと、書きたいことを、それぞれの人がやるべきだと思います。もちろんプライバシーを暴くことや、いわれなき非難や中傷、ましてや差別的言動などは論外です。
誰かの役に立とうとか、そんな大それた気持ちはありません。ただ、たった一人でも良いから耳を傾けてくれたら、と願っています。

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プロフィール

カイトアキラ

Author:カイトアキラ
もうすぐ老人と呼ばれる年齢になりました。
今までオートレース・ギャンブルについて書きましたが、今の日本の状況を考えると、たとえ影響力がなくても、もしかしたら若い人たちに響いてくれたら、という微かな希望を持ってブログを続けようと思います。
偏っていると感じるかもしれませんが、私は個人ですので、ご了承の程をお願いします。

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