この国の未来を考える

ウソニュース・デタラメ番組に対する「カウンター」の拡散に協力します(上)

世界最大の英語辞典であるオックスフォード英語辞典が、2016年を象徴する単語として(ワード・オブ・ザ・イヤー)形容詞の「post-truth」を選んだことは記憶に新しいと思います。
ポスト・トゥルースと呼ばれるこの言葉の意味は「世論形成において、個人的信念や感情に訴える方が客観的事実より影響力を持つ状況」とされています。簡単に言えば、事実より、ウソやデタラメの方が影響力を持つということです。ここ最近というより21世紀に入った頃から日本では、この傾向が顕著になっていたと私は思っています。

その典型のような〝事件〟がありました。
一つは、千葉麗子さんが出版した本の「サイン会中止事件」。千葉麗子さんはこれを「言論弾圧」と言っているそうです。
もう一つは、東京MXテレビの番組「ニュース女子」の、沖縄に対する悪質なヘイトです。

詳しくは「のりこえねっと」の動画をご覧になってください。どのようにしてウソニュースが作られてゆくか、さらにはデタラメ番組の実態がどういうものか理解できます。
https://www.youtube.com/watch?v=8_Vnr8UgQ4k
番組中で野間易通氏が「炎上商法をする奴は、灰になるまで燃やしてやれ!」と名言を吐いていました。なるほど、それもアリだなと思いますし、どんどん拡散を、と言っていましたので微力ながら協力したいと思います。

千葉麗子さん「サイン会中止」の真相

千葉麗子さんのことをほとんど知らないのですが、スマホのニュースで事件のことは知りました。以下、野間氏が提示したものをそのまま引用します。

青林堂(出版社)のツィート
千葉麗子さんの『くたばれパヨク』サイン会ですが東京堂書店さんに「わかってやっているのか?」と店員さんに恐怖感を与えるような電話が相次いでかかってきたため書店側が万が一を考慮して中止となりました。

虎ノ門ニュースというネット番組で作家の百田尚樹氏が、産経新聞の記事では、と言いながら青林堂のツィートそっくりのことを言い、国会議員の有田芳生氏を非難している映像も一部流されました。

産経新聞の取材
東京堂書店は産経新聞の取材に「書店を利用している方から『ヘイトスピーチにあたる本のサイン会が開催されるのは残念だ』という趣旨のファクスがあり、5日午後に中止を決め、千葉さんサイドに知らせた」としている。

さて、お気づきだとは思いますが、産経新聞には〝恐怖感を与えるような電話〟〝抗議〟とは書いていません。さらには「ファクス」と記している。この段階で、アレっ? と思いますよね。

野間氏が東京堂に直接取材した結果が提示されています。
①一度企画が持ち込まれたが内容を見て断った
       ↓
②すると東京堂ホールに予約が入った
       ↓
③東京堂ホールは貸会議室
       ↓
④問い合わせ電話によってそのことに気づいた
       ↓

⑤利用規約にそぐわないので使用をお断りした(どの規約にそぐわないのかの説明はない)
千葉麗子さん「サイン会」告知は青林堂がしており、問い合わせ先も同社。ただ会場が東京堂ホールとなっていた。

なんていうことはない、ホール使用を東京堂が断っただけではないか。利用規約にそぐわないということは、公序良俗に反するとか、企業のポリシーに違反する、などと考えるのが妥当でしょう。要するに「本」そのものが〝引っかかった〟と解釈すべきもので、本の販売を拒否したわけでもないし、企画と自社のホール使用を断ったに過ぎない。さらには抗議電話のために中止したとも言っていない。
これの、どこが「言論弾圧」なのか? 
あくまでも推測ですが「話題づくり」と考えた方がよさそうですね。野間氏の言う〝炎上商法〟の一環で、本を売るための〝企画〟だったと言うべきなのでしょう。
もし違うと言うのなら青林堂と千葉麗子さんは、どの規約に違反したのかを東京堂書店に問わねば筋が通りません。それをしないで「言論弾圧」と言うのは筋違いも甚だしいし、仮にしたのなら内容を公表して、それでも「言論弾圧」と言うのなら東京堂書店に抗議すべきではありませんか?

しかし私が驚いたのは、実は別の件でした。
野間氏が、この件に関する数人のツィートをピックアップしているのですが、その中に上杉隆氏のものがありました。
上杉隆氏については、だいぶ以前から名前だけは知っていましたが、この人を強く認識したのは3.11の東日本大震災でした。私の認識では、地上波・BSCS・ケーブルを含めた、いわゆる公共電波で「メルトダウン」を言ったのは彼が最初だったと思っています。そのおかげでしばらくの間、彼はパッシングを受けましたが言説を変えませんでした。
有能なのは間違いないと思うし、ジャーナリストとしての矜持もあるでしょう。彼の、大手メディア、特に新聞に対する批判は賛同する部分が多々あります。しかし・・・・。

上杉氏のツィートです。
右も左もない。如何なる理由であろうと自由な言論の発信を妨げる人々を私は支持しない。言論には言論で対抗すべき➡千葉麗子さんの「くたばれパヨク」サイン会 抗議電話で「開催せず」 有田芳生参院議員「常識的な判断」 千葉さん「言論弾圧だ」

これはどういうことなのか? 一見中立を装う〝両論併記〟ではないか。日頃から厳しく批判している大手新聞と同じ手法を使うとは・・・・。
さらに巧妙なのは(私は姑息だと感じましたが)、発信を妨げる人々を支持しないと強調しておいて、そのすぐ後に、抗議電話で「開催せず」と書いていることです。これでは読む人の印象は、発信を妨げる「抗議電話」があったから中止した、と感じるでしょう。そして、まるで安全策のように両方の言い分を併記している。

まず問題なのは野間氏の取材結果と相反していることです。上杉氏は、当事者である東京堂に確認をしたのでしょうか? 確認した結果がこのツィートなら、どちらかが噓をついていることになる。
もしかすると確認をしなかった? けれども当事者に確認することなど取材の基本ですから、新人記者でもしない〝こんなミス〟を上杉氏ともあろう人がするでしょうか? 
「真相」が何のかはわかりません。けれども青林堂のツィートやネットニュースを間に受けて、当事者に確認もせず上杉氏が書いたとしたら、まさに「ポスト・トゥルース」と言うべきではないでしょうか。「客観的事実よりもウソやデタラメが影響力を持つ」➡上杉氏といえども、この罠にハマった・・・のかな?
さて野間氏が提示したことに対して、上杉氏はどう答えるのでしょうか。

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Author:カイトアキラ
もうすぐ老人と呼ばれる年齢になりました。
今までオートレース・ギャンブルについて書きましたが、今の日本の状況を考えると、たとえ影響力がなくても、もしかしたら若い人たちに響いてくれたら、という微かな希望を持ってブログを続けようと思います。
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