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この国の未来を考える

南京大虐殺否定派のあがき

長谷川幸洋氏のあがき

反論できない事実を突きつけられたら、たいていの人間は間違いを認めて素直に謝りますが、中には話を『すり替え』たりする人が時々います。確かに日本人がすぐに謝るのは事実です。なにしろ人を呼ぶ時でさえ『すみません』と言うのですから。けれどもそれは、あくまでも表面上のことであることを多くの日本人が知っています。
本当に間違いを認める、もしくは加害者としての責任を認めて謝罪をするということは、実はとても勇気のいることなのですが、どうも日本人は苦手のようです。

長谷川氏の反論もどきについて、とやかく書くことは時間の無駄になるのでやめておきますが、東京新聞の編集幹部のみなさん、このまま黙っているのですか? ここまでバカにされているのですよ、私なら許しませんがね。
あなた方のやるべきことは〝懲戒処分〟にすることです。理由は、東京新聞の信用を著しく失う行為をしたから、文句があるなら法的手段に訴えろ! で構わないのではないですか? むしろ私は長谷川氏に訴えて欲しいぐらい。なぜなら裁判になれば「ニュース女子」の内容が事実かどうか問われ、そうなれば長谷川氏は嫌でも反証しなければならないからです。できるものならやってみろ、と私は言いたい。
長谷川氏の狙いは、沖縄の新聞や他の圧力によって地位を追われた、という形にしたいのです。要するに言論弾圧の被害者を装う・・・。実に小賢しいですが、長谷川氏からすれば法廷闘争や事実認定では勝ち目がないのですから、こんなアホらしい手段に出なければならないのです。みっともない、の一言ですね。おとなしく黙っていれば良いものを、わざわざ喧嘩を吹っかけている。勝ち目があると思っているのかな? だとすれば、そのセンスのなさを自ら実証していますけどね。

「IWJの報道が間違っている」!? 東京新聞論説副主幹・長谷川幸洋のコラムに徹底反論! 論説主幹との質疑内容を完全公開! 長谷川氏は「ニュース女子」問題の本筋に戻って説明責任を果たせ!(第15弾) 2017.2.11

 

南京大虐殺とは、どこからどこまでを言うの?

アパグループ代表の元谷外志雄氏という人が南京大虐殺を否定する内容の本を書き、それをグループ傘下であるアパホテルの各部屋に置いていることが話題になりました。中韓、特に中国の反発が大きいようですが、まぁ当然だと思っています。なぜなら、何をいまさら、だからです。
ネットニュースのごく一部しか読んでいませんが、その中で、当時の南京市の人口は20万足らずだったので中国側の30万はあり得ない・・・、というのを目にしました。もうこれだけで読む価値のないことがわかるのですが、まずは一つ指摘をしておきます。

●中国側の30万人という数を最初に疑問視したのは日本人研究者

この研究者の文章を読んだことがありますが、中国側は何の根拠を示さずに30万とか言うから否定派につけ込まれるのだ、と怒っていました。なんのことはありません、否定派の人々がよくやる手法で、他人の研究の都合の良いところだけをパクッているのです。

ただし30万人を一概に否定できるかと言われれば、必ずしもそうではありません。なぜなら当時の南京市にどのくらいの人々がいたのか、それを正確に示すものがないからです。
旧日本軍が南京に侵攻する過程で、多くの人々が家屋を捨てて南京市に逃げ込んでいます。旧日本軍は、侵攻の途中でも〝小虐殺〟を実行していたからで、国民党軍が駐留している南京市なら安全だろうと多くの人々が考えたのでしょう。現在のように人口を正確にカウントできる時代ではありませんから「本当の人数」は永遠に不明なのは当り前なのです。ですから、20万だ、30万だ、いやもっと少ない、などと議論することには何の意味もないのです。もちろん数字の精度が高いに越したことはありません。けれども南京大虐殺とは中国侵略の象徴に過ぎず、大陸の各地で同じような「虐殺」があったことは「歴史的事実」ですから、その数を議論しても「虐殺の本質」に迫ることはできないのです。

 

日本の政府も最高裁も「南京大虐殺」を認めている

家永教科書裁判というのがありました。1965年に提訴された第一次訴訟から始まって、1997年の第三次訴訟の最高裁判決をもって終結した裁判です。なんでも「最も長い民事裁判」としてギネスに認定されているとか。

詳細はそれぞれで調べてもらうとして、簡単に言えば教科書検定の合憲性、さらには検定内容の適合性について争われたものです。結果は合憲という判決でしたが、検定内容の適否では家永氏の主張が一部認められました。その中に「南京大虐殺」があるのです。
日本政府は「南京大虐殺」について口を濁してきましたが、1997年の最高裁判決によって事実として認めるようになりました。それは現在でも変わりなく、言及するのは「虐殺数」についてだけです。詳細は下記の記事を参照してください。法律家の方のですが、素人にもわかりやすく解説しています。ただ内容からいって長くなるのは仕方がないので、覚悟して読んでください(笑)

南京大虐殺」の存在は、最高裁が家永教科書裁判の判決ですでに認定している

上記の件は有名ですが、意外と知られていないのは、
「南京大虐殺否定派」は関連の裁判で三連敗している!
という事実です。以下、簡単に列記しました。

1、李秀英名誉棄損事件
松村俊夫著・「南京虐殺」への大疑問という本の中で、李秀英氏を仕立てられたニセ被害者だと記述したことから、李氏が著者と出版社を提訴。上告審まで争われて李氏の勝訴が確定。
2、「百人斬り競走」事件
昭和12年に東京日日新聞(毎日新聞の前身)が、二人の少尉が南京攻略戦の過程で「どちらが先に百人を斬るか」という競争をしていると報道した。1971年に朝日新聞紙上でこの件を書いた本多勝一氏と朝日新聞が、二人の遺族から2003年に「事実無根」と提訴された。同時に毎日新聞も訴えられたが、いずれも上告審で本多氏・朝日新聞、さらに毎日新聞も勝訴が確定(200612月、最高裁が遺族側の上告を棄却)
3、夏淑琴名誉棄損事件
これは「南京事件」の中の一つとされている「新路口事件」と呼ばれた、「少女輪姦殺人事件」の体験者(生存者)である夏淑琴氏が、亜細亜大学教授(当時、現在は知りません)・東中野修道氏が書いた『「南京虐殺」の徹底検証』という本で、生き残り少女とは別人としてニセモノ扱いをされた事件です。これも20095月、最高裁にて出版社と東中野氏の上告が棄却され判決が確定しました。

詳細はネットでも検索できます。今回改めて調べたら、内容をきちんと書いているものが意外に多かったので少し驚きました。なかでも注目というか、感心したサイトがありましたので記載しておきます。いやぁ、ここまでやるのは大変だったと思いますが、こういう人がいるから歴史捏造主義者はダメになってゆくのですね。

南京事件―日中戦争 小さな資料集

李秀英名誉棄損事件ですが、当時の産経新聞は正論で「この裁判は法廷の場で南京虐殺の存否を初めて本格的に争う絶好の機会となるであろう」と書いたそうです。結果は、南京大虐殺の存在を裁判所は認めました。

百人斬り事件の裁判ですが、見事なというか、ここまでの完全勝訴はないと思います。否定派の完敗です。なにしろ高裁での口頭弁論は一回のみ。最高裁においてはあっさりと上告棄却だったようです。ちなみに遺族側の主任弁護士は、現在防衛大臣をしている、あの稲田朋美氏です。う~ん、欧米なら、ここまで完敗をした弁護士さんが大臣になることはないと思いますけど・・・・

夏淑琴名誉棄損事件についてですが、判決文が傑作なのです。一部を引用します。
「・・・被告東中野の原資料の解釈はおよそ妥当なものとは言い難く、学問研究の成果というに値しないと言っても過言ではない」
いやぁ、判決でここまで指摘されたら恥ずかしくて街を歩けないでしょうね、私なら。

否定派の人々に言っておきます。なぜ、こうも司法の場で負け続けるのか?
それはジャーナリストや研究者たちが、被害者や生存者や関係者から〝裁判にも耐えうる証言〟としての真摯な『聞き取り』をしているからで、その「証拠」と「証言」は、いくら保守的な裁判所であっても無視することができなかったからです。
他国や他民族から見たら、日本人はなんと不思議な民族だろうと思うでしょう。なにしろ自国の政府と最高裁が「事実」として認定していることを、未だに「事実ではない」と言う人が言論界の中にも政治家の中にもいるのですから。「南京大虐殺」を否定することは、ナチスのホロコーストを否定するのと同じなのです。ドイツでは、これは「犯罪」です。やはり日本も、せめてドイツ並みに「犯罪」にしなければいけないようですね。

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Author:カイトアキラ
2019年は強権国家への道を阻むことができた最後の年だったと、20年後や30年後に言われているかもしれません。もっともその時、日本という国家または日本人という民族が存続しているのかわからないけれど。
今夏には参院選があり、同日選も取り沙汰されています。ここで、少なくとも参院選で与野党が逆転しなければ「安倍独裁」が冗談ではなくなるでしょう。けれども野党の動向を見ていると心もとないと言うしかありません。しかし諦めたらそれで終わりです。微力ながら発言を続けていきます。

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