この国の未来を考える

森友学園疑惑は、どうやら「事件」で間違いないようです

検察と警察、それに豊中市の出番がまわってきたようです

現時点(225日)ではっきりしたのは、会計検査院が調査を表明、昭恵夫人の名誉校長辞任などですが、さらに重要な報道がありました。朝日・毎日によると、実際の作業に携わった下請け業者が、撤去したゴミの一部が埋め戻したと証言した、と書かれていました。
大阪地検の検事さん、捜査の端緒ができましたね。これが事実なら、明らかな「廃棄物処理法」違反です。逮捕もあり得る事案と言って良いでしょう。行政としては豊中市の管轄ですが、とりあえず大阪府警の生活課が動く事案です。同時に豊中市も、ゴミが埋まっているかどうか調べる権限がありますから、あれだけバカにされたのですから頑張ってください。

 

本当にゴミ撤去処分を行ったのか?

当初から私は、まともに廃棄物処理をしていないのではないか、という疑問を持っていました。その理由は大阪航空局の撤去費用の試算ですが、少なくとも産業廃棄物処理に携わった者からすれば実に奇妙なものなのです(私は携わったことがありますので)

廃棄物処理においては撤去費と処分費を分けるのが通常です。撤去には収集作業費も含まれ、運搬費も入りますから、ゴミの量がある程度わかっていれば積算自体は難しいものではありません。しかし処分費になると話は別です。なぜならゴミ(廃棄物)によって処理の方法が変わることや、ゴミによって最終処分場も違ってきますから、それまでの中間処理場(ゴミの分別も含めて)の経費も内容の特定ができなければ算出は不可能なのです。もちろん、どんぶり勘定としての概算を出すことはできますが、あまりあてになるとは言えません。
ところがどういうわけか大阪航空局は、撤去処分費とは言わずに撤去費と表現し、内容の特定も曖昧なまま積算したらしいのです。常識では考えられないと言って構わないでしょう。これは私の推測ですが、ゴミの中身はわからないけれど、後でゴタゴタ言われないために、処分も含めた撤去費ということで算出したのかなと思いました。すると、それを証明するような答弁が国会でされたのです。

財務省の佐川宣寿理財局長は24日の答弁
「新たにどんな地下埋設物が出てくるか分からない中、土地の売買契約で『隠れた瑕疵(かし)』(想定外のごみ)も含め免責する、という特約付きで適正に時価を反映した」と説明。「どう撤去したか確認する契約上の義務はない。学校建設の中でどういう状況になっているかは学校側の経営判断だ」と答弁した。
(毎日新聞WEB版より引用)

この答弁通りなら、ゴミが発見された時の土地所有者は国ということになります。基本的に土地に埋設されたものを処理する責任は所有者にあるのが原則ですから、確かに異例中の異例であることは間違いありません。同時に、契約としては撤去の確認義務がないのもその通りでしょう。では本当に八億円に相当するゴミの撤去処分が行われたのでしょうか?

 

廃棄物には「マニフェスト」が必ず交付される

ご存知だとは思いますが、ゴミ(廃棄物)を勝手に処理することはできません。もし不法投棄を行えば廃棄物処理法によって厳しい罰則が待っています。さらにこの法律には、産業廃棄物管理票(マニフェスト)の交付と保存というものが規定されています。
簡単に言うと、産業廃棄物の排出・収集運搬・処理する際には、排出場所や廃棄物の内容と量、そして処分場所や一時的な保管場所を管理票に全て記入し、なおかつ保存もしなければいけないというものです。
一般的には処理業者がサービスとして代行しますが、本来は排出者に交付を義務付けられているのです。そして処理業者は、管理票が交付されない限り廃棄物を受け取ってはいけないことになっているのです。
森友学園疑惑の場合の排出者は、廃棄物を撤去・運搬した際の土地所有者ですから、売買契約以後であるならば「森友学園」ということになります。となると、もし不法投棄をしているのであれば森友学園も当然処罰の対象になります。

以上のことから理解してもらえると思うのですが、廃棄物の撤去処理を実際に行ったのか、またはどの程度の分量だったのか、さらにゴミの中身はどんなものだったのか、それを調べるには「マニフェスト」を追いかければよいのです。五年間は廃棄してはいけないことになっているので、運搬業者(産廃運搬は資格が必要)や中間処理場、そして最終処分場に残っているはずです。ちなみに、もし交付をしなかったり、故意に廃棄した場合、さらには虚偽の記載をしても罰則があります。
結論を言えば、試算の根拠になるような「ゴミ」の中身と分量があれば問題はありませんが、もしなかった場合はどうなるのか? 虚偽の試算をして評価額を下げた場合は、はたして「犯罪」になるのでしょうか・・・・

 

一億数千万円という土地改良工事疑惑

報道から察すれば、廃棄物の撤去処理をきちんとしていない可能性が考えられます。もしかしたら、ほとんどしていないのではないか、とも思えますが、とすれば本当に土地改良工事をやったのか、という疑問が浮かんでくるのです。なぜなら廃棄物の撤去と処理を十分にしていないのなら、土地改良工事をやっても無駄に終わる可能性があるからで、わざわざそんなことをするだろうか、という疑念が生まれるのです。
それを調べるには工事記録を当たれば良いと思います。土地改良工事費として一億数千万円が国から支払われていますから、通常であれば近畿財務局に工事報告書が提出されているはずです。国庫金で支払うのですから実質は公共事業と同じですから。もしなかったら大問題ですが。

朝日新聞さん、もちろん毎日新聞でも良いけど、金額通りの工事を本当にやったのかどうか調べてくださいね。ちなみに土壌改良とか土地改良工事をできる専門業者はそれほど多くないので、調べれば業者の特定や内容はすぐにわかりますよ。
ただ元請は簡単には話をしてくれないと思います。けれど下請けは、おそらく相当叩かれていると思うので、日頃の恨みつらみもあるでしょうから(笑)、どんな工事をやったのか、本当にやったのか、偽装工作があったのか、工事報告書も虚偽なのか、などこれだけ騒がれているのですから話をしてくれると思います。

もし実際に工事をしていなかったり、または工事の内容が違うということになれば、これは「詐欺」になるのでしょうね。要するに国を騙したということですが、もし近畿財務局が承知の上だったら「背任」に該当するはずですが。


この「事件」の構図を考えてみた

報道を辿ってゆくと、あらゆることが常識から外れていることが理解できます。まるで最初から「森友学園」の利益が出るように仕組まれているような。
本来なら工事中に廃棄物が出てくれば、それだけで大騒ぎになり工事が中断します。しかし、まるでそれを待っていたかのように「値引きの算出」をすばやく行い、しかも土地改良も速やかに実施されて、さらには支払いも規定通りにされているようです。まぁ工事関係者すれば、こんな理想的なことはないでしょう。だからこそ建設や土木に携わった者からすれば〝疑惑〟が一層募るのです。

以下は私の推測です。
この「事件」には〝絵を描いた人間たち〟が存在するのは間違いない。そしてその絵図は、タダ同然で国有地を取得し、同時に建設資金の一部も国から得る(補助金も含めて)。そのためにゴミが出たことにして、土壌改良も行ったことにした。しかし実際は、ゴミは大した量ではなく土地改良工事も行われず、全てはペーパー上だけで行われた・・・・・
なぜそんなことをする必要があったのか? それは「森友学園」の資金難が原因ではなかろうか。このままでは小学校開校が立ちゆかなくなる、ならば国の金を使え、と。もちろん官僚相手に簡単にはできることではない。ならば官僚にとって一番怖いのは誰か? それは政治家・・・・・

ここまで書けば、賢明な皆さんなら理解していると思います。安倍一強という状況に便乗した人間たちが存在しているということを。これ以上書くと名誉棄損になってしまう恐れがあるので控えめにしておきますが、もし最初から国庫金の詐取を目的としていたのならば、これは「詐欺事件」になると私は考えています。
ただし、安倍総理と夫人が直接的関わったとは思っていません。もしそうだとしたら、いくら安倍さんのことが嫌いでも、そんな人間が首相なのかと思うと国民の一人としてあまりに情けなくなってくるからです。

まぁ、利用されたのは間違いないでしょうね。けれども理事長では安倍首相の影響力を官僚に発揮できないでしょうから、どう考えても安倍首相の側近、しかもかなり近い存在の人が利用した、または〝絵図を描いた〟と思って間違いないでしょう。
この事件には「犯罪」の臭いが漂っています。もし検察が立件できない、もしくは捜査すらしないということになれば、この国の司法は死んだと言っても過言ではないと、最後に付け加えておきます。

 

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Author:カイトアキラ
もうすぐ老人と呼ばれる年齢になりました。
今までオートレース・ギャンブルについて書きましたが、今の日本の状況を考えると、たとえ影響力がなくても、もしかしたら若い人たちに響いてくれたら、という微かな希望を持ってブログを続けようと思います。
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