この国の未来を考える

私は菅野完氏を支持します

私たちはしっかりと見ていなければならない

 明日の323日、国会に証人として森友学園の籠池理事長が喚問されます。当事者から話を聞くのは良いことなのですが、どうも事件の方向がずれてきている気がしますので、ここでもう一度整理をしましょう。


 ❶最大の問題は国有地払下げが恣意的で、公務員(政治家・官僚)の背任行為が疑われる。
❷補助金を得るために文書を偽造した疑い。場合によっては詐欺になる可能性も。
❸認可を受けるには不適格な可能性がある学園が、どうして認可を受けられたのか。
❹教育勅語などという時代錯誤なものを幼児にしたこと。これは明らかな虐待なので、籠池理事長はもとより学園関係者は教育界から追放されるべきであること。
❺通報や相談もあったのに対処しなかった大阪府の無作為責任
❻塚本幼稚園の教育を賛美した政治家の責任

 

 ❶と❷に関しては限りなく「犯罪」の可能性があります。特に公務員の背任は、政治家の指示があったかどうかは関係なく、その行為が国に対して損害を与えたかどうかが問われので、そこを立件できれば逮捕も十分考えられます。確かに、これは「行政の裁量権」だという考え方もあるので、裁判になればそこの攻防になるでしょう。いずれにしても刑事事件に問えるのは検察だけですから、どうするのか注目しているところです。

 

 ❸から❻については刑事罰を問うことはできません。しかしその分、関わった政治家と公務員の説明責任は重いと言わざるを得ません。政治家ならば政治家としての責任がありますし、公務員ならば裁量権の逸脱が問われます。そしてこれらの点こそを国会で調査するべきなのです。それこそ国政調査権を行使して関係者を「証人」として喚問すべき。それが民主主義国家の国会の責務ではないでしょうか。


しかし、残念ながらあまり期待をしない方が良いでしょう。安倍政権と与党の意図は明確だからです。籠池理事長を悪者というか変人に仕立て上げ、とにかく「あいつが悪いのだ」ということで幕引きを図ろうとしている。そして籠池氏が本当のことを話したとしても、与党は数の力で偽証罪として告発するでしょう。
 ただ偽証罪として告発しても挙証責任は国会になりますから、仮に検察が受理しても事実関係が曖昧なら不起訴になる可能性が十分にあります。けれども安倍政権・自民党はそれでも構わないのです。なぜなら捜査するには時間がかかるし、もし逮捕されれば、籠池氏から話が洩れることはないから十分に時間稼ぎができる。そうやって国民の関心が薄れるのを待とうとしているのです。騙されてはいけません!


なぜ菅野完氏が選ばれたのか?

菅野完氏に対する〝人格攻撃〟がさっそく始まりました。ネトウヨたちの節操のなさは相変わらずですが、彼の出自や経歴がどうあれ、テレビの中で言ったことは正しいことに変わりありません。
 100万円の寄付に関する真偽は当事者しかわかりませんから、そのことについては言及する気はありませんが、菅野氏が語っていることは事件の本質をついています。私はユーチュウブで見ましたが、要点は以下の通りです。


国有地払下げや認可に籠池氏がどう関わろうと、最後に決済したのは別の人間だ。
●政治家や公務員は「公人」であり、民間人の籠池氏は「私人」だ。
全くその通りだと思います。どちらの責任が重いのか、誰が考えてもわかることです。


以前、どうみても籠池氏が政治フィクサーとか政商とは思えないと書きました。例えばロッキード事件の児玉誉志夫や小佐野賢治とか。なぜなら、あまりに「喋り過ぎる」からです。確か私の記憶では、児玉誉志夫は病気を理由に国会喚問に応じなかったと思います。さらにはリクルート事件の江副氏と比較した場合ですが、この人もよく喋りましたが、彼の場合は金銭(この場合は株ですが)を渡す側の主役でしたから、賄賂の目的も明確で決定権も江副氏側にあったのです。


「悪いのはこの人たちとちゃうん?」は菅野氏の主観ですから、その言質に対する責任は本人が負うべきものです。間違っていたら著述家としての立場を失う可能性がある以上、おそらく覚悟して言っているのでしょう。
 けれども彼の発言は、誰しもが思いながら、大手メディアの人間では決して口にできないことを代わりに言ってくれたのです。もしニュース番組のキャスターやワイドショーのキャスターが同じことを言ったら間違いなく降ろされます。または新聞の見出しで「悪いのはこの人たちでは?」と写真入りで掲載したら名誉棄損で訴えられるでしょう。
 元外交官の天木直人氏はブログで、菅野氏のことを英雄と褒め称えましたが、ここで忘れてならないのは彼の発言を、放送または記事にするのかを決めたのはテレビ局と新聞社だということです。編集権が菅野氏にはないということだけは指摘しておきます。


ツイキャスで流すことの責任は菅野氏にありますが、インタビューしている当人が了承しているのですから問題はありません。さらには各報道機関の人間も同席しているのですから作為的なこともできません。まさしく個人でも可能なゲリラ的な手法でしたね。こういう方法もあるのだなと感心しました。しかしそれも、菅野氏が選ばれたからできたことなのです。
 菅野氏がなぜ選ばれたのか? あくまでも私の推測ですが、トカゲの尻尾きりにされそうな籠池氏にとって、間違っても安倍政権側・自民党側になびかない人物が菅野氏だと感じたのではないか。同じ関西人というのもあるかもしれません。
 ここで言えることは、組織内ジャーナリストでは個人での信頼をいくら構築しても、組織の方針が優先されてしまいます。そうなると籠池氏の意図に反してしまうかもしれない。野党議員なども政争に利用されるおそれもあります。
 そういう意味では菅野氏の経歴が、むしろ信頼する根拠になったのかもしれませんね。なにしろ権力から一番遠いし、日本会議のことをよく知っているということは、人間関係なども理解してもらえる可能性が高いと思ったのかもしれません。ただ単純に考えれば菅野氏は森友学園を批判していた側ですから、「談合報道」とは見られないと籠池氏側が判断したのかもしれませんが。


 敵の敵は味方だ、という言葉通りに実行した感があります。今現在では日本会議と安倍政権は籠池氏にとって敵になりつつありますから。
 私が菅野氏に共鳴している部分は、公人である安倍政権や官僚や松井知事や大阪府と対立するならば、私人である籠池氏側につくと言ったこと。さらに塚本幼稚園の問題については、虐待があったのは事実だし、教育方針についても保護者側につくと明言したことです。まったくの〝正論〟だと考えます。

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Author:カイトアキラ
もうすぐ老人と呼ばれる年齢になりました。
今までオートレース・ギャンブルについて書きましたが、今の日本の状況を考えると、たとえ影響力がなくても、もしかしたら若い人たちに響いてくれたら、という微かな希望を持ってブログを続けようと思います。
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